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外国メディアは留目夕陽をどう見ているか?

2024年も変わらずどんよりとした空気が漂う日本自転車ロードレース界。いや、良いニュースはイタリアらへんにあるのだけど誰もハッピーに報じない謎。(謎ではないのだけどファン歴浅いのでいまいちピンと来てない)

そんな中、2023年”唯一”と言っていいハッピーニュースだったのが留目夕陽のEFエデュケーション・イージーポスト昇格。早速、合宿地→レースなチャレンジマヨルカの2戦に出場し、続くポルトガルのプロレース(ワールドツアーの一個下)も凄いメンバーのなか出場。そしてミラノ〜サンレモ初出場。すごい。


しかし、今年のネオプロ(プロ1年目)は20歳イサーク・デルトロ(メキシコ/UAEチームエミレーツ)がいきなりツアー・ダウンアンダーで勝利から主力扱いされ(やばい)、クイックステップの19歳ポール・マニエ(フランス/スーダル・クイックステップ)が早くも2勝(えぐい)と、若手の活躍がどえらいことになってる。

そんなライバルがカンスト中の留目選手について気になるのが、ズバリ外国メディアからの評価。もちろん数多いるネオプロの一人である留目に触れる外国メディアはほとんどいないものの、Lanterne Rouge Cycling Podcastが全チーム戦力分析で言及していました。

ちなみにLanterne Rouge(ランタン・ルージュ)という番組はメインホスト(痩せてる方)がヴィスマ(ユンボ)の分析官兼スカウトで、相方のベンジ(ふくよかなツイ廃)は去年「ボーラのスプリント分析官 をやってる」って呟いたらまぁまぁ炎上してた。うける。

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——今年のEFにTodomeがディベロップメントチームから昇格した。日本やラヴニールでも悪くない成績を残している選手だ。

ベンジ:だが、彼はチームに大きな変化をもたらす選手(move the needle)ではない。

——その通り。チームはNippoのスポンサーを受けているものの、決して悪い選手ではない。

ベンジ:僕自身、ワールドツアーにもっとアジア人が加わってほしいと思っている。

——それに目も当てられないような選手、というわけではない。

ベンジ:彼はアシスト選手だ。

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言及は短いけど、言及されただけで嬉しい。二人の会話を要約すると最近減ってきたように思えるガチガチなスポンサー枠(e.g.バーレーン)や母国贔屓選手(e.g.イスラエル)ではないってことを強調してくれていて嬉しい。


ここから蛇足

個人的に今後の留目選手に期待したいのはネオプロ後の契約延長、又は他ワールドチームへの移籍。


…は、もちろんのこと、一番やるべきタスクは今年引退してしまうチームメイト、リゴベルト・ウランとのコネクション作り!!

昨年はワウト、一昨年はポガチャル、その前はサガンやフルームをなど大スターをコロンビアに呼びつけ、自分主催のレースに出場させるウランのコミュ力と政治力。そして母国での圧倒的な人気は仲良くなれば、もはや「国益に繋がる」レベル。どうせウランは引退後、政治家になるだろうし。(キンタナもだけどベルナルは無さそう)


ちなみにコロンビアといえば今年1月末開催されたナショナル選手権が大会史上最も標高が低い場所で行われたらしい。しかしそれでも標高2,415m。うける。


編集後記

「ウランは将来コロンビアの大統領になる」って本気で思ったのでコロンビアの歴代大統領を調べたらポピュリズムとかでは全然なく、政権交代も定期的に行われていたので流石に大統領は無理っぽい。でもそう思わせるぐらい圧倒的なウランの国内人気。ぜひ留目選手はウランと仲良くなってほしい。そんでもしメデリンEPMから日本のチームに選手来たら色んな意味で激熱。

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