アプリ婚活で結婚したアラサー女が今思うこと

結婚というものは、突き詰めてしまえば紙切れ一枚で出来てしまう。

想像していたよりもあっさりと出来てしまう。

でも、そこにたどり着くまでにもがく人々は多く、きっとこの連休も数多の男女が出会いを繰り返しているのだと思う。

かくいう私もその1人だった。

特別美人でもなくて、学歴も普通で、収入も人並み。25歳を超えて親は結婚や孫の話をするし、従姉妹も同級生も結婚して子供を産んでいる。

身内からの圧を感じた私は、やはり平凡な人間なので、恋人を作ったり結婚相手を探して20代後半を過ごした。

幸運にも気の合う彼を見つけられて、ギリギリ20代で結婚をしたわけだけれど、今、強く思うことがある。

私、恋愛全然好きじゃない。

以上。

以下余談。

結婚して、正直ほっとした。

もう新しい人と1から関係を築く必要がなくなったんだから。

そして思った。きっとこんな人は私だけではない。

学生時代、限られた人間関係の中でも、恋愛をしている人たちはいた。

彼氏彼女と一緒に下校したりデートしてる人は一定数いたけれど、私はそちら側ではなかった。非モテだったからというのももちろんあるけれど、恋愛が「したいこと」の上位では決してなかった。

勉強や部活や読書。私にはそれよりもやりたいことがあった。

類は友を呼ぶので、友人にはやっぱり似たタイプがいる。そんな彼女たちの多くもいわゆる適齢期であるので、現在婚活に励んでいるようだ。

勘違いしないでもらいたいのが、割り切った結婚生活を望んでいるとか、生活の安定のためだけにパートナーを探しているとかではないということ。

人並みに愛する力は持っている(と思う)し、愛されたいという気持ちもある。パートナーとはそれなりに愛を育みたいと思っている。

でもやっぱり、思春期にどんな理由であれ恋愛をしていなかった我々は、そもそもそんなに恋愛が好きなわけではないので、苦しい。

結婚は複数人とはできないのだから、たった1人を愛し愛されればいいはずなのに、それはどうにも難しい。

学生時代のコミュニティ内で恋人ができなかった・作らなかった人間は、そもそもそんなに恋愛が得意じゃないし、優先順位も低い。そういう人こそ、早めに、短期間だけでいいので婚活をしたほうがいいのだと思った。

絶対結婚はしないとか、運命的な出会いで大恋愛じゃないと嫌だとか、自然に任せることにしているとか、そういう人は抜きにして。

恋愛は得意じゃなかったけど、一緒にいて心地よい人を見つけることができたので、婚活してよかったと、今は思う。