26の夜
二十六夜の空は
静かな…ほんと静かな…
星が落ちそうな夜
私と弟が生まれた夜も
こんな夜だったのかな
母から聞いた話
ふたり共に未熟児だった
無事に産まれてくるか危ない時期
心配でたまらないその夜
夢をみた
空からひかりがひとつ落ちてきた
夢中で受け止めた
よかったと思ったら
もうひとつ落ちてきた
それも夢中で受け止めた
そのふたつの星を落とすまいと受け止める母
それで生かされている私…
そんな気がした
私と弟を育ててくれた母
小さくなった母
大切に生きます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?