こゝろ許すことの価値

今生きている気持ちは
けして良きものでなく
余裕もゆとりもなくて
自分の欲望だけになる

ひとりずきのわたしは
この部屋に逃げ込んで
好きな言葉だけ集めて
今の気持ちを送り出す

誰か読んでくれるかな
沈んだ奥から出る言葉
明日の朝でもいいかな
天気予報は晴れだから

卑屈な私が成立しても
大切にしてきたものが
ここにあるのだけれど
それがそうでない人も

重いと感じる人が大半
分かってはいるのです
面白くなってないのも
気づいてはいるのです

花細しはなぐわし
寄り添う人の
言葉待ち
明日の空は
高く高くと

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