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いわゆるひとつの…

真夏の怪談企画に参加します


私の父親は病院嫌いもあり
晩年は自宅で過ごすこととなりました

望み通り
自宅の自室で死を迎える事となり
本望だったと思います

自室の前の廊下には
常夜灯
目も衰えた父親を助けてくれていました

でも不要になったそれも消す日がきました

その部屋の先に浴室があって

ある日から
娘達がおじいちゃんの部屋の前で
頭が痛くなる
変な音がすると
言ってきた
そこでしかならない

私と妻には聞こえない
でも娘達には聞こえるらしい
でも昼間は聞こえない
夜になると聞こえる


ははぁぁん


ある日試した

「今聞こえるか」

「聞こえない」

「これはどう」

「聞こえた これ」

「やっぱりね」


正体は
これ

劣化したLED電球は
発するコンバーターの周波数が
人の可聴範囲にくることがある
しかも若い人にしか聴こえない
モスキート音

すぐに買い替えることにしました

終わり

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