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月の手紙

いつもは開けない窓
呼ばれるように
見上げた空

まだまだ肌寒い朝
月まで身を縮こませて
こころに映る
欠けた想い
そんな二十六夜明け

そして明るく
なる地上
優しく笑う
欠けた月

欠けた月は
私ではない
他の誰かに
顔を合わせて
話をしているかのよう
そんな横顔は
優しく見える
他の誰かが
救われている
見守られている

そんな安心感が
私を救う

よかった
って…


月はそんな僕の顔は
どう見えるのかな

って…

小さすぎて見えないか
見られない方がいいかも…

って…



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