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ひまわりとひぐらし

目の前はまさに大暑の空と花

山は秋へと進む声

止まらぬ時に気づき遅れる


日々何かに追われる
時間と空間
その中にいる自分
違和感が強くて

少しだけ
この時
ゆっくり進まないかな

自分が気づかなかった言葉や気持ち
それは無造作に捨ててしまったのだけど
時を経て拾ってくれる誰かがいて

それが一瞬の出来事だったとしても
掬われた瞬間の存在をここに探す

花はいつでもあふれたものを掬い
こぼれたものを拾ってからだの中に抱えている

花の表情は
人の鏡であろうか
それぞれ宿命を背負い
生き続けている
それがおもかげとなって
いつまでも
語りかけてくるよう


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