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広い土間に、自由自在のレイアウト。 おおらかに暮らしを楽しむ賃貸住宅『DOMA+』

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墨田区にこの6月、新しい賃貸住宅が完成!2両編成のちょっとレトロなかわいい電車、東武亀戸線に乗り小村井駅で下車。住宅街を歩き、路地を入るとテラコッタ色のタイルにシルバーの外階段のある建物が現れます。1階の玄関には木の門もあり、素敵な暮らしができそうな雰囲気が滲み出す佇まい。

ここは「わたしたちの暮らしはもっと『おおらか』で良い」というコンセプトを掲げる賃貸物件『DOMA+(土間と)』。賃貸によくある制約を取り払って、もっと自由な暮らしをかなえます。

さて、どんなお部屋なのでしょうか?プロデュースと設計を手がけたWHAISの佐田あゆみさんと大川三枝子さんに、2~3階のメゾネットのお部屋を案内していただきました!

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お話を伺ったWHAISのお二人。左:佐田さん、右:大川さん。

自由自在の使い方ができる土間、どう使おう?

玄関を入ってまず目に飛び込んでくるのは、玄関からキッチンまで続く土間。その奥には、一段高くなってリビングスペースがあります。さらに奥には、視線の抜ける階段。奥まで視線を遮るものがなく、とっても開放感があります。

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玄関を入ると広がる土間

土間を歩いてみるとコンクリートやモルタルのような硬く冷たい感触ではありません。実はこの土間、樹脂製のタイルなんです。

このタイルは店舗などでもよく使われ、暑さ・寒さにも左右されず、汚れや水にも強いのが特徴。なので汚れなどを気にせず、ちょっとラフに使っても大丈夫!グリーンの鉢植えを並べたり、自転車を置いたり、趣味のものを飾ったり。どう使おう?と考えるだけで、ワクワクして暮らしが楽しくなりますね。

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さらに玄関やリビングとの仕切りは引き戸。開閉が自由に選べることで、土間の使い方をもっと多様なものにしています。

「1階は、土間とフローリングで床の高さや素材が違うので、同じ空間でも家族が異なる使い方をしやすいんです。たとえばキッチン側はダイニングテーブルを置いて家事スペースにして、リビングは仕事場に。または、ネイルサロンや教室などを土間で行って、リビングはプライベートスペースという切り分けもできます。引き戸によって、プライベートとパブリックを仕切りやすくしているので、人を招きやすい住まいでもあるんですよ。」(大川さん)

土間以外にも、おおらかに暮らせる工夫がいっぱい

DOMA+の魅力は、土間だけではありません。よく見ると、いろんなところにコンセントがあり、テレビの置き場も1箇所に限られません。白い壁を活かしてプロジェクターを設置するのも良さそう。
デッドスペースになりがちな階段も、座って窓の外を眺めながらビール飲んだり、階段下でヨガをやったりと、フレキシブルに使えるデザインです。

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リビングに馴染む階段。

また床は無垢材のフローリング。壁は塗装で、ちょっとしたピン留めはOK!こういう素材は賃貸だとあまり目にしませんが、温かみがあって、家具がぐっと映えますね。

家で過ごす時間が長くなっている今、「どう暮らしたいかを」考える機会は増えているのではないでしょうか。リモートワークがしやすい環境を整えたり、気分転換にレイアウトを変えたり、好きなものを飾ったり。お部屋の使い方もレイアウトも自由自在の空間だからこそ、もっと心地よい暮らしが叶います。

みなさんなら、”土間と”一緒に、どんな暮らしをつくりますか??

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大家さん向けに「DOMA+」のポイントをご紹介!

建物や土地をお持ちの大家さんや、これから不動産投資をしてみたいという方に向けて、WHAISのお二人とキュピ齊藤浩一郎が、物件作りの裏側をご紹介します!

●投資回収より暮らしやすさ
一般的にはコストを重視して作られる賃貸。しかしここは無垢材や塗装壁など普段採用しない素材を取り入れるなど、暮らしやすさを重視して作られました。その背景には、設計のWHAISのお二人の思いに加えて「質の良い、このあたりにない建物を建てたい」というオーナーたっての思いも。その結果、近隣の賃貸より高い賃料ながら、暮らしにこだわりのある人を惹きつけています。

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2階もさまざまなレイアウトが可能。写真右がバルコニー部分。

●メンテナンスを考えたお部屋の凹凸
賃貸物件の運用は、数年ごとのメンテナンスを考える必要があります。間取り図をみると凹凸の多さが目に留まりますが、これはメンテナンスを容易にするため(*間取り図①部分)。給湯器、エアコンの室外機などは室内から触れるようにしています。この結果施工のたびに足場をかけるといったことは不要です。

●法的に必要な機能も、住み手も楽しい空間に
3階の特徴的な出っ張り部分は細い通路から消防車が入ってきて救出するため。法的に必要なものですが、せっかくなのでこの出っ張りを活かしてバルコニー(*間取り図②部分)も設置。住む人にとっても心地よい空間に!

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間取り図

●旗竿地だからできたゆとりも、物件の魅力を
旗竿地という特性上、土地ギリギリまで建物が作れません。しかし逆に考えれば、エントランス前にゆとりが生まれ、かつプライバシーも保てるようになりました。
土地・建物の規制はネガティブに考えがちですが、それを逆手にとって「より気持ちのよい場所をつくる」ことはできます!
高さも法規上一番メリットのある3階建だったり、居室もギリギリまで広さを取ったりと、暮らしやすさだけでなく、安定的な事業性も考えて検討して作っています。制約があっても最大限に魅力を引き出すことが大切です。

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外観。夜になるとこんな雰囲気で帰宅を迎えてくれます。写真:吉田みちほ

すでに土地をお持ちのオーナーさんでも、この物件のように土地の使い方からご相談可能ですので、お気軽にご相談ください!

【物件詳細】
DOMA+(土間と)
住所:東京都墨田区立花4-8-10
​​ホームページ:https://domat.jp/


取材・執筆:及川静香
バナーデザイン:おおのあやか・田川貢

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