配線のような仕事(スタッフ日誌)

出勤して、植物に水をやる。掃除機をかける。

自分の席に見慣れない箱が置いてあると思ったら発注した年賀状だった。めちゃくちゃうれしい。自分のスペースに人知れずものが届けてあるというのはうれしさでいうとほぼサンタクロースだ。印刷のできもよくってうれしい。

テンプレート機能を使って入稿した翌日に「テンプレート機能はご存知ですか?」とメールをくれた印刷会社の自動送信メール、今日くらいは発送完了メールをくれているかな? と思ってチェックしたら、「データ入稿の際に不備をなくすポイント!」というメールが来ていた。なぜだ。

来年もここを使おう。


ホームページのリニューアルのために新しい項目を作っている。「ABEとは」というページで、研究所で重視している「アートを使った教育」を知らない人に説明するために作る。

この日誌はだいたい30分〜40分くらいで1000字くらい書いているのに、それを数百字書くのに数時間かかった。研究所の過去のフェイスブック投稿を探して、できるだけ過去使われた表現に近い表現にしようとしたり、画像を探したり、専門用語を調べて嘘を書かないようにしたり、文章以外のところにとにかく時間がかかる。

と思っていたらそれをホームページ上によい体裁で載せるのにさらに時間がかかった。

書く、というのとはかなり作業の質が違う。配線のような仕事だと思う。では書くのはなんだろう。感覚でいえば運針のような感じ。運針で地図を描くような感じ、というのが近いか。


電話もファックスも宅配業者も来ないのでしずかに過ごす。ひとりだと予想外のことがなにも起きなくて動揺も少ないし、笑うことも少ない。年賀状がうれしかったし、iPhoneのコードが急に断線してショックだった。そのくらい。

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