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Sketch onでの滑琴に使用する金属部品の加工

2019/09/08(Sun.)

今日は滑琴で使用するスケボーのトラックと呼ばれる金属部品を加工するために、岐阜のFab施設「Sketch on」に行きました。Sketch onはIAMASの卒業生の廣瀬周士さんが運営する施設で、廣瀬さん自身が金工技術を持った作家であるというバックグランドを活かして溶接や切削などの金属加工もできる点が他のFab施設の差別点として特徴付けられます。

今日は技術的に難易度の高いアルミ溶接でなく、プロトタイプと割り切ってビス止めで組み立てるアイデアを試しました。今回制作したプロトタイプがうまくいけば、次はアルミ溶接での加工を実験してみます。

まずは鉄の平板を切り出し、面取りを行います。扱いの難しい機材を使用する加工は廣瀬さんが代わりに作業してくださいました。

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▲金属を切り出す様子

切り出した平板に穴を開けて、廣瀬さんが手作りしたベンディングマシンで曲げました。小さな部品の曲げ加工は専用の道具がないと難しいようですが、今回は何とか曲げることができました。

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▲金属板を曲げて制作したピックアップの治具

完成した部品です。平板の先にピックアップを取り付けるためのベロ部品を用意します。ベロは3Dプリンターかレーザーカッターで加工する予定です。
これまでトラックの加工に悩んでいる時間が長かったですが、専門家を交えて話し合うことで一瞬で解決できました。これからも一人で抱え込まずに周囲の人と相談しながらプロジェクトを進めていきたいです。

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▲完成したトラック部品

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