Angel Beats!感想※ネタバレあり

Angel Beats!を13話見ました。
まず、挿入歌が素晴らしい。Crow Song とかバンドに焦点を当てた曲もボーカルの声が新旧どちらも魅力的だったし、切ない曲も良かった。こういう挿入歌を作ってみたいなあいつか。OP EDも結構好き
内容に関して、一話ごとに展開が早いと思った。生徒副会長はすぐ出てきてすぐ過去が明かされてって感じであまり印象深くない。早くて「ん、なんで?」となることも少しあった。(結婚のくだりとか)1期で完結したから当たり前なのかもしれないけど整理に少し時間がかかることがあった。(徹夜で見たからかもだけど)
天使の心臓が移植されたものだった事実に少し言葉を失った感じはあったが、感動の涙には全然至らなかった。
でもそういう衝撃的な事実が13話にわたっていくつか(この世界のプログラムとか、主人公の過去とか)公開されていってそのたびにおもしろかった。(主人公の過去は特に気になっていた。)
Charlotteを昔見たことがあるが、車椅子の人に介護者が笑いかけるような表現がそっちにもあった気がして、作者はこういう健全な状態には戻れない理不尽への無力感とその中の幸せみたいなものを描くのが好きなのかなと思う。
最後、主人公が天使に恋をしたことと、それを友達が把握していたことが意外だった。そこの2人じゃなくてゆりっぺがよかった。死んだけどそれを受け入れられない仲間たちと楽しく過ごしたことがテーマなのに、かつては敵でそれほど長い間一緒に過ごしていない天使が最後にこの世界に残るのは少し違和感があった。最初に出会って、いろいろ困難を乗り越えてきたゆりっぺかと思ったけど、確かに彼女はリーダーで、メンバーみんなと困難を乗り越えてきたからその2人もおかしいかも。
最後のシーンで「天使と2人で残ろう!」と主人公が言ったが、それはないだろと思った。仲間愛がテーマだったのに急に恋愛感情で(これから来る人を送ろう、という建前があったが)みんなとの団結感をなくすようなことを促す言葉に少しがっかりした。
ギャグがたくさんあるが、あまり寒いものでもなく、シリアスとのバランスも悪くなくて見やすかった。(僕は全シリアスが好きだけど)(視聴者に向けたものじゃなくてキャラクター内でのジョークとかならウェルカム)
卒業式で来世またみんなと会えることを願う、という特徴がこの世界特有の寂しさを作っていてしんみりとした。普通の学校の卒業式とは訳が違ってもう本当に会えないのが僕も寂しい。アニメのキャラってそういう別れに対して結構サバサバしているというか、たらたら長い時間書けないよなーっと思う。
また、これからもこの世界に死んだ人が入ってくるだろうけど、こうして部隊を作ってまた納得して解体されてを繰り返されていくんだろうなーと思った。時間の概念がないから。
最初は、ルールに従ったら消えちゃうとかいう独特の世界観ってどう作るんだろうなーと思ったが、最後まで見て、きっと成仏の概念を軸に作ったんだろうなーと思った。
卒業式以外のみんなもここで楽しく過ごしたのにもう会えない、ということが主人公が天使に協力し始めたあたりから悲しくなってきた。

例の如く推敲は全くしていないのでぐちゃぐちゃだし箇条書きチックだけどまあメモなので。

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