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言葉との出会い

年を越す。たった1日がすぎるだけなのに、なにか感慨深い。

2021年、私にとってどんな年であったのだろう?多くの出会いがあった。人との出会い、モノとの出会い、そしてコトとの出会い。既にやるべきことをひととおりやり、あとは静かに生きていく人生だとおもっていたのに。しかもその出会いは次の未来を見開くものばかりだった。特にまだ19歳の八太菜々子さんとの出会いは、これからの社会の未来をワクワクさせ、次への活力を生み出すものであった。それだけ2021年は充実した年であった。一旦リセットしたはずなのに、なぜこれほどの出会いがあったのか。まだやり残したことがある?それともまだ道半ばだから、最後までちゃんとやれという啓示?

ひとつ言えることは、今までの多くの経験で得たものを、次の世代が前に進む際の糧となるように、一緒に動くことを大事にしたい。その感覚が生まれている。そのことが多くの素敵な出会いを生かすことになる。

多くの出会いのなかでも特に、スローネイバーフッドという言葉との出会いは大きかった。ゆっくりとしたおつきあい、距離を離れた地域と地域の重なり合い。世代をこえたつながり。ひとことでは説明しずらいこの言葉は、今まで自分が無意識に考え、取り組んできたことを全て包含し、ひとつの方向性を示している。決して感覚的には新しい言葉ではないのだが。

コロナ禍が続き、人と人のつながりがリアルでなくなっていくなかで、これからの社会の価値を創り出す言葉のひとつであると確信している。スローネイバーフッドという言葉と出会えたこと。2021年 最も幸せであったと言える。同時にこの言葉との出会いは、私に次の行動をおこさせる。その行動は、私を昔を知っている人からみれば何も変わらないと思われるかもしれない。しかしスローネイバーフッドという言葉との出会いを得ることで、今までの取り組んできたこと自体にも、改めてその意味を再評価できると確信している。

2021年 多くの出会いが生まれたことで転換点となった年である。そのきっかけを導いてくれたのは古田恵美さん。改めて感謝の言葉で2021年を締めくくりたいと思う。ありがとう。

そして2022年。恩師である故樋口忠彦先生の2007年の最終講義で、私たちに与えられ、私が出会った言葉、「仕事の道楽化」 このときの言葉との出会いが、私のこれから目指す方向を形づくる言葉となっていくだろう。それもゆっくりと、ゆっくりと。

でも1年後の今日、私は何を考え、どう過ごしているのか?まったく想像できない。だから人生は楽しい。

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