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交流戦も半ばを過ぎて(前編)

「夜も半ばを過ぎて」という小説だか何かがありましたね。

交流戦は半分を消化。ペナントレースも50試合以上終え、残すところあと90試合。そう考えたら尼崎の商店街が日々マジック点灯させる気持ちもよく分かる。
なので中締め的に、ぼんやり総括してみます。

目下瞠目しているのはドラさん。交流戦ブッチギリの首位で、ロッテとの3連戦は柳、小笠原、勝野(浅村の嫁にそっくり。森下と並ぶ球界2大美人)で2勝1分。一昨日こそコリジョンルールとかわけのわからないものに阻止されたが、昨日の又吉のピッチングなんて痺れましたなぁ。
元々投手力は折り紙つきだ。打つ方と噛み合えば、当然ああいう結果になる。
広いナゴヤドーム ー 俺にネーミングライツは通用しません ー では、ぼこんぼこんホームランというより細かい野球、守って勝つ野球が求められる。前者についてはまだまだ課題があるようにお見受けするが、後者はいかに大野雄大がアレとはいえ、気合い入ってきましたねえ。
上記3人に加え開幕投手の福谷、あるいは梅津。後ろは福に藤嶋、そして又吉。祖父江に谷元。抑えのライデルもキューバが五輪予選早々に負けてくれたから、そろそろ戻ってくんじゃね?

これはキツいですようちにとっては。ワタクシちなみに3位予想、当然馬券になるです。

ドラ氏とともに〝うちの敵というよりライバル〝なカープさん。菊池涼介が熱発してたから、凄く心配していました。
が、復帰していきなり大活躍。パリーグの吉田正尚と並ぶぶっちぎりの首位打者で、相変わらず守備はグンバツ。うちの糸原君は故障中で今お休みだけど、うむ、いつも比べておるぞ。
コロナで集団離脱も、このようにぼちぼち戻ってきつつある。九里亜蓮や羽月、誠也も二軍戦に出るみたいね。
ここは打つ方というより、どっちかつーとピッチャーよね。特に先発投手。
後ろは森浦やミスター強烈・栗林らがいるけれど、大瀬良はイマイチだし野村と玉村は負けてばっか。床田は引き分けばっか。頼りになるのは森下君ただ1人という。
岡田はどこ行った? 
投手出身の佐々岡監督、ここんとこいかがお考えでしょうか。俺の予想は4位だから、頑張ってね。

敵というなら、もっぱら東夷(あずまえびす)。とりわけ讀賣。
だけど強いわ。なんぼコロナに罹ろうが、坂本菅野が抜けようが丸の調子が上がらなかろうが、絶対に5割以上をキープ。
ウィーラーほかの頑張りもあるけれど、これは原采配。なんですかあの投手起用は。
大江、鍵谷、高梨、中川、ビエイラ・・・あろうことか畠まで後ろに回してくるという。
ほとんど一人一殺状態で、しかしこれは9回打ちきりという今季のルールに合わせた、臨機応変な作戦。打順といい原辰徳監督は昨年も臨機応変ではあったが、こと今シーズンは後ろの投手力が勝ち負けに直結する。その点、上のドラゴンズ編でも述べた。
ことドラゴンズは前もしっかりしているが、讀賣はワタクシの1位予想。その顛末は、煮詰まった後半戦に現れてくるだろう。

これが優勝劣敗といふもので、我が阪神タイガースは、はあ。
「うちのアキレス腱は中継ぎピッチャーだ」と、そう開幕前から。なんなら昨年から、そう何度も。
なぜそう思ったかと言うと、昨年ですらホールドポイントランキングに名前が出て来なかったからです。例年常連なのに、これはおかしいぞと。
確かに貞子と岩崎は去年も大活躍。それでランキングに登場しなかったのは勝ちゲームとの兼ね合いもあるにはあるが、一方、大活躍してホールドがさほどつかないつーのは疲れるんじゃね? みたいな。
そして、昨年の疲れが今シーズンにも持ち越されるんじゃね? 的な。

またもやドラさん例で恐縮だけど、大野雄大が昨年あれだけの投球をして、今季こうなのは諸人が指摘するとおり、やはり疲れだと思う。うちのリリーフ陣は4月~先月半ばまで何とか保ってたが、ここにきて私の予感が的中。
貞子も岩崎もポカポカ打たるるように。昨日の岩崎氏はコース以前に球が全然走っていない。ベニー紅林に行かれたのも宜なるかな。
中継ぎピッチャーって、下手したら先発投手よりイニング数多いもんね。長いシーズン、そうそう保つもんじゃない。
矢野は岩崎について、休養を考えると言明。下に落とすのか、休み休みでも一軍で使うのかは判然としないが、俺はいったん〝積極的休養〝つーことで鳴尾浜行きでも良いと思う。
一軍でベンチ入りして、見てるだけでも疲れるのではなかろうか。「俺なら、ここはこうする」とか考えちゃったりして。そんな風ならいっそ二軍で、ゆっくりストレッチなどしつつだなあ、気が向いたら平田さんに言うて、「ちょっと今日投げるわ」とか。弱い相手に。
貞子だって、そんなしたってええんやで。ただ岩貞の場合は元々先発ピッチャー。スタミナは岩崎よりはありそうだから、こちらは一軍帯同の方が良いかも。

じゃあ代わりに誰がスアレスに繋ぐのか。俺は
1、及川と齋藤友貴哉
2、小林と馬場
この4人だと思う。

まず1、にチャンスを与える。讀賣とは3.5ゲーム差であまり差はないけど、今ならまだ冒険もできるだろうし、若い衆の勉強にもなる。
ただし彼らに「絶対抑えろよ。打たれたら、きさん撃ち殺すぞ!([m:213]工藤會の故溝下総裁)」などと言ってはならない。そこで2の出番。
予めこの4人を呼び、こう因果を含める。「まず及川あるいは友貴哉に行かせる。で、小林と馬場よ。彼らを助けてやってな。4人はアイドル」。

ビートルズも、そう言うてはる。

https://youtu.be/jiGYiPenBwA

4人組にすることで責任が分散される以上に、小林・馬場も若い者(実は馬場より齋藤友貴哉の方が1級上なのだが)に教えあるいは助けることで、勉強になる。チームを救うというより「及川と友貴哉を救う」なるモチベーション。
成否ともかく、阪神タイガースにとってこれはデカいですよ、のちのちまでも。

交流戦が終わったあたりから、この案を試してみてはどうか。どないだ?

「藤浪を上げてセットアッパーに!」なる声も熟知している。うむ、当該の窮地において、まず想起さるるは藤浪だろう。
だが彼は、相変わらず二軍戦でも球がすっぽ抜けまくり。まだ上げるには早いし、まして厳しい場面でのセットアッパーは無理だ。
藤浪の育成というか復活方法は、今回のようなところじゃない。投げ方よね、これまた代案()含め、以前詳述したように。

雨が強いから、ヤクルトさんDeNAさんごめんなさい。こちらについては後編で。
そうして今日の前編は「野球って結局ピッチャーよね」話でした。

曲はまたぞろアンダーソン・イーストで
◆All on My Mind

https://youtu.be/1zSczaSm60U


ドリスさ、中継ぎで帰ってこん?

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