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2020.4.1 ただの日記

リモートワーク3日目。今朝は朝から雨が降っていた。
家に閉じこもって今日で5日目になる。昨日は昼休憩の間にスーパーへの買い物にだけ出かけた。先週末売り切れていて買えなかった、野菜や肉といった生鮮品を買う。駅前のドラッグストアで一応トイレットペーパーの有無を確認したが、私の行った時間帯にはもうなかった。

気分に合わせてアロマを炊き、好きな音楽をかける。今朝はずっと頭の中をとなりのトトロが流れて仕方なかったので、となりのトトロのサントラを一周した。昼になれば簡単な自炊をして食事をとる。自分のベッドでちょっぴり仮眠もできる。おやつには、バナナが熟れ熟れだったので昨日自分で焼いたバナナケーキと、自分で淹れたコーヒーで休憩をした。

そんな頃に母からLINEが届く。別になんのこともない生存確認。一人で家に引きこもっている私より、もともと咳喘息を持っている上にクリニックで看護師として働いている母の身体の方がよっぽど気がかりなのだが。クリニックのマスクの在庫はまだあるけれど次が入ってこないらしく、洗って使うことになるかもしれないからと、みんな捨てずにとってあるそうだ。布マスクはいいから、そういうところにマスクを回してやくれないだろうか。母はなんだか私に会いたそうな文面を送ってくる。もし母が入院したりなんかしたら、会いに行かなかったことを後悔したりするんだろうか。でも会うことで万が一にでもお互いリスクを高めても嫌だし、何か困ったら連絡するから、とやり取りを終える。

仕事に戻り、文字だけのやり取りでは埒が明かなくなってきたので各方面に電話をかける。仕事の話しかしていないし、特段仲の良い人たちでもないけれど、体温のある慣れた声に少しほっとする。

今日は仕事を長めにやってしまったけれど、自宅にいるからすぐに食事にもありつける。昼に作っておいた白菜と鶏肉の生姜スープを食べた。

私は元々インドア派だし、幸い積ん読も高く積まれている。ネットを通じてコミュニケーションすることに抵抗もない。普段なんだかんだで外に出てしまい、まとまった一人の時間を作るのが苦手な私にとって、むしろ憧れて求めていたはずの生活。楽しんでいるところもあるのは嘘じゃない。そうなのだけど、それでもどこからともなく、ひたひたやってくる不安や焦りにちょっと息苦しくなる。

なんか、散り散りなんだよな、やる気のようなものが。無いわけじゃないのに、バランスを取っているのとも何かが違う。焦りは行動に結びつかず、行動には根拠がない。分散して、うまくまとまらない。芯がないのかな。ストーリーが足りないのかな。

そういえば今日は年度始めだった。出社もしなかったし、部署の異動も無いしで、ほとんど実感のないまま社会人9年目の初日を迎えていた。はあ、丸8年も働いたようだ。Twitterを覗いたら、年度始めでキラキラやる気に溢れる言葉も目に留まって、そしてちょっと目を伏せてしまった。

8年前の私が今の私を見たら、どう言うかな。「え、そんな感じ?」と落胆するかな。でも社会人になってそこそこブルーだった私は「そこまで頑張ったの偉いじゃん」って言うかな。

私はこれまで何ができるようになったのかな。

私はちゃんと誰かの、何かの、役に立てているのかな。


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