小湊鉄道で巡る いちはらアート×ミックス(2/3)【五井駅〜内田未来楽校〜市原湖畔美術館】
■横浜から市原へ。
作品の紹介や地図、小湊鉄道やバスの時刻表がまとまっています。
写真家・中井精也さんの写真や、すてきなイラスト
そして、沿線の観光スポットや飲食店の紹介、小湊鉄道に関する豆知識なども載っていて、アート×ミックスを楽しむのに必携の一冊です!
この芸術祭のパスポートには「小湊鉄道・バス1日乗車券」がついていますが、電車はだいたい一時間に1本。
そして作品群が駅からは少し離れていて電車からバスに乗り継ぐ形になるので、基本的にはバスで移動のプランにしました。(バスは30分~一時間に一本。作品群のすぐ近くまで行けます。)
私は横浜在住なのですが、横浜駅から小湊鉄道の玄関口・五井駅までは高速バスがでているんですね。
1600円で約1時間で着きます。早い!
千葉の南側ってちょっと遠いなーと思っていたのですが、これでぐっとハードルが下がりました!
■小湊鉄道に乗車。
ガイドブックを読み込んで乗り継ぎを考えている間に五井駅到着。
小湊鉄道の乗り場がわからなくてうろうろしていたら
なんと、JRの改札の中にありました。
JRの駅員さんに声をかけて改札の中に入れてもらい、連絡通路にあるカウンターで前売り券をパスポートと引き換えてもらいます。
駅には小湊鉄道の電車がいっぱいとまっていました。
今回の芸術祭の「あんなに愛し合ったのに」公演用の車両も。
1両のかわいい電車にのりこみます。
沿線にはのどかな風景が続きます。
まずは、上総牛久で下車。
駅名にちなんで(?)か「仲うし」というかわいい彫刻が改札に座っていました。
こちらの芸術祭は、瀬戸内や越後妻有と比べると案内が非常に少なくて困ったのですが、ボランティアスタッフさんたちが親切に案内してくださったので助かりました!
(私が行ったのは初日だったので、今はもう少し案内増えているかもしれませんね。
バスから降りた後みんなきょろきょろ…という感じだったので、もう少し案内看板が増えると嬉しいです。)
上総牛久駅の近くにある
松尾高弘さんの「Light and Wind House」という、美しい光を使った作品を見た後、今度は上総牛久駅からバスへ乗車。
■地域の方々に愛される「内田未来楽校」。
こちらが「内田未来楽校」。
「報徳の会」という地元の方々が学校について詳しく教えてくださいました。
戦前からある木造校舎で、廃校になって壊されそうになったところを自治体が買い取り、熱心な保存活動に取り組まれているそうです。
菜の花など、校庭の花もみんな地元の方々が丁寧にお世話せれているそうです。
作品は2つですが、幻想的な作品をのんびりと鑑賞したり作品集をながめたり、ボランティアの方々とお話したり。
そしてガイドには載っていなかったのですが、「報徳の会」の方々が運営するカフェやショップも併設されていてのんびりすごしたい場所です。
バスからの景色ものどかです。
■眺めの良い美術館「市原湖畔美術館」。
こちらは昨年リノベーションされた美術館です。
高滝湖の湖畔にあり、美術館の敷地にある大きな水の汲み上げ装置(?)に昇ると美術館・湖畔が見渡せます。
「常設展以外は撮影OK」というちょっと変わった美術館。
企画展の入り口に立つのはKOSUGE1-16の「Toy Soldier」というかわいいおもちゃの兵隊さん。
美術館を監視しているそうです。
でも、人がみていないと、、、
私が一番好きなのは、クワクボリョウタさんの影絵。アナログながら、計算し尽くされた幻想的な風景が映し出されています。
地下のホールでの展示なので、気を付けないとうっかり見逃してしまいます。
美術館の周囲には、かわいい銅板の人形がたくさんいます。
小沢敦志さんの作品「ユア・パートナー」は、もともと放置自転車だった自転車に個性を見つけて名前を付けて、鉄の廃材でそのネームプレートをつくるという面白い展示。(IAAESでは、実際にネームプレートの加工も行っていました。)
この自転車はここと、旧里見小学校、月崎駅などでレンタサイクルにもなっているそうです。
あ、「フラム」と名付けられた自転車も、、、
ミュージアムショップではグッズも販売されています。
ピンバッヂと
小腹がすいたので米粉のケーキを購入。
お皿とフォークのイラストの可愛いデザインです。
湖畔には湖の見渡せるピザのお店もあり気をとられつつも、並んでいたので再びバスへ。
ここはルートの違うバスがありますが、職員さんが行き先を聞いて案内してくれました。
後編へ続きます。
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