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今度は車で巡ってみた。 いちはらアート×ミックス【車編 (3/4):月出工舎】

■みんなでつくる「ものづくりファクトリー」、『月出工舎』へ。

続いて少し離れた「月出工舎」へ。
無料の旧富山小学校に駐車してバスで移動します。

旧富山小学校は校庭全体が広い駐車場になっています。

こちらから月出工舎までは30-40分に一本バスがあります。

なおバス停付近には喫茶店などはありませんが、花壇に菜の花などの季節の花が植えられていたり、きれいな水田もあり、のんびりと写真を撮っているとバスの待ち時間も気になりませんでした。



月出工舎バス停に着くと、目の前の自治会館に「臨時駐車場」の文字

車でも来られたのかな、、、

でも、道が車1台分くらいの細い道を通ってくるので、できるだけバスを利用した方がよさそうです。

バス停から数分歩いたこちらが月出工舎。
教室を使った作品が4点と、屋外作品が3点。そして、校舎そのものも作品になっています。

■ゆったりと時間を忘れて楽しみたい屋内作品。

・田中奈緒子さんの「"Die Vorstellung"のためのインスタレーション」。
教室に浮遊するいくつかの椅子と、そこからは想像がつかない森のような影。それに、周囲の環境から採取したという音が混ざります。
なんだか怖いような、落ち着いていつまでも見ていたいような、不思議な空間です。

・1階には、カフェ「月と団子」があります。
「月出」の地名にちなみ、地元の米粉を使ったお団子やスープがありました。(今回の芸術祭エリアは水田が多く、今の時期は水が張られているので、散歩していてとてもキレイでした)

お団子とジェラートのセットをいただきました。

ほかほかのお団子にトッピングはあんこ、みたらし、それから、千葉らしくピーナツバターなんていうのもありました。意外でしたが、温かなお団子に、甘すぎないピーナツバターというのもしっくり合いました。

■屋外では、校庭やプールも作品に。

・岡博美さんの「光がつくる世界」。屋外はなんとプールも作品に。
水の抜かれたプールの底を歩くと空にかけられた布から、ゆらゆらと穏やかな光が降りそそいできます。

・チョウハシトオルさんの「火処(ほど)」。
校庭にかまどが作られ、上に和紙?の屋根がかけてあります。風が吹くとこの鱗状のやねがふわっとめくれあがり、生きているみたいです。

土日祝日は、ここでピザや焼きいもを焼く体験もあるそうです。

作品とは別に、こちらの地域の人口変化のグラフが衝撃でした。(グラフ下側が若年層の人口です。)

芸術祭開催の背景にはこういった問題もあるのですね。

バスの時間になったので戻ります。
次はIAAES(旧里見小学校)へ。
(④へ続きます。長文ですみません、次回でラストです。)

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