利きの会醤油編_00

「利きの会-醤油編-」@AKOMEYA YOKYO に行ってきました。(定期イベント)

2014.5.24
プランタン銀座のすぐ近くにあるお米屋さん、[AKOMEYA TOKYO]で定期的に開催されている「利きの会」の”醤油編”に参加してきました。


AKOMEYA TOKYOメインはお米屋さんですが、
1Fはお米や調味料、お酒をメインとした食材の販売と、そんな食材を使用したレストラン。
2Fは調理器具や料理の本、そして、日々を丁寧に生きるようなコンセプトのシンプルで使いやすい雑貨を取り扱っています。


そんなAKOMEYA TOKYOでは、定期的に「利きの会」というイベントを開催しています。例えば、お米の種類や炊飯道具による味の違い、お酒や調味料の食べ比べのイベントです。

前回参加した日本酒編では、蔵元さんの解説のもと、
搾りたてのお酒から、加水・火入れといった工程を追ったもの、そして、日本度や精米度合いの違いによる風味の違いを飲み比べました。

そして、今回は身近な調味料「醤油編」です。

まずは醤油の歴史、作り方、種類の違いなどについてレクチャーしていただきました。
そもそも「大豆」という食材を「油の原料」ではなく「食材」として使用するのは、日本をはじめとしたアジアのごく一部の地域ということを初めて知りました。
毎日使う醤油ですが、意外に知らないことがいっぱいです。


種類やメーカーの異なる7種の醤油をラベルを隠して、自分の基準で色や舌触りなどの項目を評価していきます。
一口に醤油といっても、製法やメーカーによって色も風味も全然違いました!

こういったイベントが面白いなぁと思うのは、ひとつだけではよく分からなくても、比較すると違いや個性が際立って感じられること。
そして、五感で体験したことは、知識で得るよりもすんなりと頭に入ってきます。

8-10人ほどの小グループで、もろみからの醤油搾りを体験します。
どろりとしたもろみからさらさらの青々とした醤油が出てくる様子が面白いです。こちらで搾ったお醤油は後ほど先生が火入れしてくださり、試食させていただきました。

AKOMEYAさんこだわりのお米&ごはんのお供、さらにデザートもついてきます。(講義の途中でもお茶とお菓子をいただきました。)

堀河屋野村さんの美味しいお醤油&徑山寺味噌でご飯がすすんで、思わずお代わりもいただいてしまいました。(美味しくてみんなお代わりしてましたけどね^^)

身近でありながら、これまで知らなかった知識と体験、
そして美味しいごはんまで楽しめる「利きの会」。
お土産に野村さんのお醤油もいただき、大満足で帰りました。
美味しかった食材は店舗で購入して帰れるのも嬉しいところです。
(”いわしの削り節” が美味しすぎて思わず購入して帰りました!!)


身近な食材でありながら意外に知らない、奥深い醤油の世界を体験できるイベントです。定期的に開催されているので、お近くの方はぜひ一度ご参加されてみてはいかがでしょうか。
次回は「調味料・お酢編」だそうです。

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■利きの会【調味料・お酢編】■

6月21日(土)11:15 ~ 13:15

参加費 ¥4,000 + 税 ※お食事、おみやげ付
開催場所 AKOMEYA TOKYO 3F イベントスペース
住所 東京都中央区銀座2-2-6 地図はこちら
電話 03-6758-0270
お問い合わせ 店頭もしくはお電話にて承ります。


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▼オマケ▼

↑今回の講義の中で印象に残ったお話です。
食に関心の高い方には常識なのかもしれませんが…

大豆は世界的には、そのまま食べるよりも大豆油の原料としての用途がメインなのだそうです。
油を搾ったあとの大豆(脱脂大豆)は、海外では家畜の餌として利用されますが、アメリカなどのように大規模な家畜業を行っていない日本では余って産業廃棄物になってしまうそう。本来廃棄物となってしまう脱脂大豆を使ってお醤油を作れるようにし、現在では約8割のお醤油はこういった脱脂大豆から作られたお醤油なのだそうです。

家畜の餌になる部分でお醤油ができている、って聞いたら、ちょっと嫌な感じでしょうか。でも廃棄食品を減らし、「お醤油」と言われて違和感のないものを造る事技術ってすごいとも思います。

丸大豆醤油に比べ、少し尖った味の脱脂醤油。
個人的にはうまく使い分けて利用していきたいなと思いました。

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最後までお読みいただきありがとうございました。




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