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小湊鉄道で巡る いちはらアート×ミックス(3/3)【IAAES(旧里見小学校)〜いちはら人生劇場(旧白鳥小学校)】

■教室を活かした直感的に楽しめる展示「IAAES(旧里見小学校)」。

いちはらアート×ミックス後編。

今度はIAAES(旧里見小学校)へ。

まずは、AAA(アスリート&アグリ組合)のレストランで腹ごしらえ。
メニューはカレーとチャウダーがあり、私はカレーをいただきました。

地元野菜の販売もあります。

週末は、自分で野菜を組み合わせたサラダやピザの販売もあるそうです。

さて、中へ。
こちらの受付でパスポートケースを発見して購入。

ひょっとしたら、上総牛久の駅前のグッズ売り場や美術館にもあったのかもしれませんが、、、もっと早く欲しかったー!

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廊下を歩いていると「入ってみますか?」と声をかけられたのは
栗林隆さん の「プリンシパル オフィス」

なんと中は-30℃で凍結された校長室! 空間を凍らせて、廃校をとなった学校の時間を凍結させるという試みだそうです。 ぜひ実際に見ていただきたいので写真は載せませんが -30℃ってこんな風になっちゃうの?!という驚きの空間でした。

こちらのIAAESはアーティストさん滞在型で現在進行形で作品が作られていく展示も多くありました。


豪華すぎる美術室。

豊福亮さんの「美術室」。 海外の美術館のように、いろんな時代の作品が所狭しと作品が並べられる中、模写作品の製作が進行中。油絵の具の匂いでいっぱいです。

角文平さんの「養老山水図」。こちらは、市原の地図を教室全体に彫刻する作品だそうです。 まだ彫り始めです。すごい作業量。

人気だったのが、
子供の頃はお菓子持ち込み禁止だった教室を、お菓子で埋め尽くした
滝沢達史さんの「おかしな教室」

キャンディのシャンデリアのまわりには、小湊鉄道のミニチュアが走っています。


すごかったのは、こちらのプラネタリウムのような部屋。

ミシャ・クバルさんの「スピード・スペース・スピーチ」。 光で作られた文字が異なる速度で教室中をうずまいています。 しっかり立っていないと、渦巻く言葉の光りに流されて倒れてしまいそうな感覚に陥りました。 なんというか、意識をしっかりと持っていないと、うずまく情報に流されて自分がどこかへいってしまいそうな、そんな風にも感じました。

素敵な作品が多く、予定時間をオーバーして予定の1時間後のバスへ。

こちらはバスの北部ルートと南部ルートが交差しますが、いずれも同じバス停です。
(行き先の方面にご注意。)


■体験型の展示の多い、「いちはら人生劇場(旧白鳥小学校)」

続いて到着したのは「旧白鳥小学校」。

まず体育館へ。
EAT&ART TARO「おにぎりのための、毎週運動会」

「おにぎりをみんなで美味しく食べる為に、毎週運動会をやる」
というユニークな展示。
この日は週末ではなかったので運動会はありませんでしたが、おにぎりの販売はあるそうです。
(夕方だったのでもう売り切れてしまっていました。残念。)
そして、運動会に向けた練習もできます!
数十年ぶり(?)に玉入れにチャレンジ!簡単だと思ったのに玉入れって意外に難しい!!

カゴが果てしなく高く見えます…

体育館を出て、校舎の玄関が会場の受付です。


こちらで素敵だった作品は、もぐらの気分になれる階段。
吉田夏奈さんの「もぐら」

上の写真だとわかりづらいですが、こんな穴から入っていきます。 暗いもぐらの穴の地下から地上に出ると…明るくて素敵な風景が広がります!! カン・ユンスさん「オバケノガッコウヘキテクダサイ」は、 校舎1階の広い空間を使って、自分自身がいろいろなパフォーマンスを行う作品。最後には驚きの種あかしも… 

 

■最後に…小湊鉄道 車窓の楽しみ。

ここで閉館時間になってしまったので、 地元の小学生の描いたトトロのイラストのある上総大久保の駅に向かいます。

後から気づきましたが、もう日が長くなってきたので、芸術祭の施設の閉館後にバスに乗って菜の花畑&養老渓谷駅に行くのも手でした。
(今のシーズンは沿線の桜のライトアップもされているそうです。)

約一時間、のんびりと小湊鉄道沿線の風景を楽しみながら帰ります。

各駅には、手作りのカカシが並んでいて、電車の窓に書いてある物語と合わせて、紙芝居風に楽しめます。

こちらは、葉っぱも本物でなく物語に合わせて作られたものでした。

そして、五井駅へ。
乗り継ぎ良く、横浜までバスで帰れました。

日帰りで
興味深い作品と素敵な地元の方々との出会いと、美しい風景を楽しめ、充実の一日となりました。



今回行きそびれたのが、高滝湖畔に浮かぶ
KOSUGE1-16「みずうみの飛行機」。
湖に浮かんでいる中型機サイズの飛行機まで手漕ぎボートで行き、その中の展示を見るというもの。
雨や風で見られないこともあるようなので、行く前にはfacebooklineでチェックした方が良さそうです。
次回はぜひこちらに足を運んでみたいと思います。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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