クロアチアに日本人柔道家を招待したい.vol.7
こんにちは.こんどうしゅん(@plassper)です.
中国で猛威を振るっている新型肺炎が日本はもとより世界中で感染が確認されており心配です.スポーツイベントにもその影響は波及しており,一日も早く通常の生活に戻れることを祈っております.
幸いクロアチアではまだ感染者は確認されていません.しかし,予防も含め体調管理の徹底,様々なニュースの確認と予防に努めているところです.
現在のところ,クロアチアでの合宿と本プロジェクトは予定通り開催する予定です.
もう一度今ある情報をまとめます.
・クラブ(Pula,Croatia)の練習参加・交流:3月23-25日
・国際合宿(Porec,Croatia):3月26-29日
・滞在費は現地持ち,渡航費の資金調達の最中
・参加者が確定しました.3名になりました.
・現在いただいている支援:40,100円(サポート7件,記事購入17件)
期間中の詳細な予定は決まり次第またnoteを通じてお知らせできればと思います.(すぐ決まらないはずなので気長にお待ちください...)
プラスして,今回はクラブの形態について触れていきたいと思います.
ナショナルチームについて書いたvol.5はこちら
・スポーツクラブの形態
まずクロアチア国内の一般的なスポーツクラブの形態について.
クロアチアでは近年日本でも盛んになってきた総合型スポーツクラブの形態はあまり見られません.
各スポーツごとにクラブをオープンし,月会費もありますが市ないし連盟,国から補助金をメインに運営するのが基本です.スポンサーももちろんいます.(プロリーグがあるスポーツはこれには当てはまらない)
会員獲得のために年度初め(9月)は各学校へのプロモーションを行います.屋内スポーツでも外で開催したり,市内で合同でやったり,そのやり方は様々.
ちなみに僕が所属するクラブは月会費が180kn(2900円くらい),ポスターを作成し,各学校に配布したり道路看板(でかいやつ)に貼ったりしています.
・柔道クラブの場合
次はもう少し細かなクラブの形態について.(他のスポーツもだいたい似てると思います)
クラス分けはだいたいこんな感じ
・幼稚園
・10歳以下
・14歳以下
・それ以上(16歳以下)
(・16歳以上)
それぞれのクラスを担当するコーチがいて,各コーチは柔道指導者を副業としています.
クラス分けはあくまで目安.体が大きかったり精神的技術的に成熟していたりしたらパッと上のクラスにあげちゃうし,もう少しというのであれば残留もあります.人それぞれですね.
(・16歳以上)としたのはこのクラスはクラブによって存在の有無が分かれるからです.EJU主催の国際大会に出るようなクラブは強化のためにあると思っていただければ..
そうではないクラブは子どものレクリエーション的な活動に重きを置くクラブもあるので,そこはクラブ次第.
・子どもたちの選択は?
なんとなくクラブ側のことについて伝えたところで,次は子どもたちがどうスポーツと関わっていくかについて.
多くの子どもたちが複数のスポーツに挑戦してみます.ここでいう多くの子どもたちとはトップ層にまで上がれない中間レベルの子どもたち.
もちろん柔道一筋!サッカーでプロを目指すんだ!という子もいます.
月曜日は柔道,水曜日はバスケ!のような選択もあれば,
今年はサッカー,来年はハンドボール!ということも可能です.
こういった選択ができるのも,上のクラス分けでいうところの16歳以下までは毎日練習がないのです.つまり空き時間があるので空いた時間に遊ぶ,勉強する,他のスポーツに取りくむことが比較的容易ということになります.
そして,練習が毎日になる年代で一つのスポーツを選択(もしくはやめる)していきます.そして多くの子どもたちが球技を選択していきます.
現在はそうですが,この先多くの子どもたちが柔道を選択してくれる未来がきてくれると嬉しいです!
日本人柔道家と一緒に練習することは子どもたちにとってモチベーションアップ,本物に触れる意味でも価値ある機会になるはずです.
今後とも支援の程よろしくお願いいたします.
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