名称未設定のデザイン__27_

クロアチアに日本人柔道家を招待したい.vol.5

こんにちは.こんどうしゅん(@plassperです.

今年に入ってから動き始めている「クロアチアに日本人柔道家を招待したい.」ですが,

このマガジン内の記事としてもシェアさせてください.

今年の冒頭に掲げたスポーツの機会作りにお金を使います.にもかかわる内容だと思っています.

毎回のご報告です.
現在28,000円(サポート4件,記事購入13件)の支援を頂いております.
本当にありがとうございます.今後ともよろしくお願いいたします.

そして,男子選手3名がほぼ確定のところまで来ました.女子選手は日程と併せて調整中です.


今回からは数回に分けてクロアチア柔道がどんな風に動いているのか?について書いていきます.

ごっちゃにならないように順番に分けて書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします.

今回は,
ナショナルチームについて

クロアチア柔道ではナショナルチームというものが存在はしているものの,トレーニングセンターがあるわけでもなければ,全員が揃って練習しているわけではありません.

年に十数回試合や合宿を通して集まるといった具合で基本的には所属クラブでの活動がメインになります.

IJFツアー等大規模な国際大会の経費が連盟負担の選手をナショナルチームと取ることもできるし,合宿に毎回参加する選手を,ともとれるしなかなか曖昧です.

という事情もあり,今回のプロジェクト時に開催されるような国際合宿は国の強化にとって重要な機会です.

ちなみにオリンピックを目指しIJFツアーに挑戦中なのは現在5名4階級.

シニアの選手もその3-4倍,試合に出る選手は国全体でも20名前後かな(強化合宿に全員参加しているわけではない)と思います.

オリンピックシーズンで手一杯でその他の選手の育成はクラブが一任といった状態に近いです...

国内の強化合宿はというと,U18,U21,シニアの選手が合同で行います.男女合わせて40-50名くらいが参加しています.(クラブからの一般参加みたいな選手も合計して)

トレーニングセンターがないので,軍隊施設の小さな道場を借りたり,宿泊施設の割引交渉や学校のホールに畳を敷いておくお願いをしたりしながら閑散期間,学校の長期休みに利用させてもらったり場所を確保するところから始まります.


その他にも育成事業としてU16年代を対象に講習会+合同練習会を北部と南部に分かれて年3回開催していますが,南部はあんまり機能していないみたいです...

育成やクラブの意識的な部分にも後々触れていく予定ですが,今回は主旨からズレるのでまた次回以降に.


次にコーチ.

端的に言うと,連盟専属のナショナルチームコーチはいません.僕も含めてヘッドコーチからアシスタントコーチから全員がクラブと兼任しています.(僕はこれがけっこう諸問題を引き起こしている一因な気がするのですが...僕もその一部なので何とも言えませんね...)

強い選手のいるクラブ,国内の中で成績優秀なクラブから何名かが選ばれる形になります.新規加入はありますが,改選は近年はほとんど行われていないようです.

ざっくりと現状をまとめてみましたが,日本にはあまりない形なのでイメージしにくいかもしれません.各都道府県の国体チームみたいな形が少し近いのかも.

よく言えば一貫指導がしやすい,悪く言えばまとまりにくい,コーチのレベルに左右される,選手の身体能力まかせ.
といった感じでしょうか.

僕としては僕ができること,外国人だからできること,日本で柔道をしてきたからこそできることでクロアチア柔道に少しでも貢献できればと思います.

今後ともご支援の程よろしくお願いいたします.

最後まで読んでいただきありがとうございました.

ここから先は

67字

¥ 300

いただいたサポートは,今後の活動費に充てさせていただきます. あいりがとうございます.