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前向きに生きられる社会を目指してーサポーターや現地スタッフと共にー

みなさん、こんにちは。アフリカ大好きりさぴょんこと、三関理沙です。現在はジンバブエにある日本の大使館で働いています。アフリカにおける子どもの支援を専門としています。大学生の時に、国際協力に興味を持ったのをきっかけに、JICA海外協力隊に参加。そこで、アフリカが大好きになり、国際協力を専門にするようになりました。「アフリカの子どもが家族と安心して暮らせる社会を作る」という夢を持っていた私はPLASのミッションに共感し、2019年〜2021年に海外事業マネージャーとして働いていました。

PLASでの活動ー現地のNGOスタッフが同じ目線に立ってー

写真:現地NGOのおかげで支援しているお母さんと男の子と良い関係に。

PLASが他のNGOと異なることは、①現地の人々との近さと②より支援の届きにくい人に変化を起こせることです。PLASは小さい団体で支援数も国際NGOと比べて少ないために、現地に行くと、私が支援している方全員と会うことができました。何回も会う内にお互いに名前を覚え、「いつの間に二人目産んだの?」「りさ、前回一緒に植えたパパイヤが大きくなったよ」と距離が近くなり、お母さんたちの変化を自分のことのように感じられます。また、ばらまきの支援ではなく、質の高い支援を限られた支援者に届けているので、より確実に人々の生活を変化させることができます。というのは、NGOの支援は常に100%パーフェクトでも正解でもないので、1つのことをやったら支援を受ける人全員が生活を向上できたり、新しい技術を身に付けられるわけでもないのです。カフェを開店させても、本当にシャイでうまくお客さんとコミュニケーションが取れないお母さんがいたり、ヘアードレッシングの研修で何回やってもぐちゃぐちゃになってしまうユースがいたり。でもPLASは現地のNGOとパートナーを組んでやっているので、現地のNGOスタッフが同じ目線に立って、時間をかけてそういったちょっと不器用なお母さんやユースに寄り添ってくれます。PLASから支援で得た機会をしっかり掴んで、自分の変化につなげている姿を見ると本当に嬉しくなるし、感動するし、やってきて良かったなと思います。

PLASの活動で起きた辛い出来事ーその中でも活動を信じてー


写真:BRIGHT HIV陽性ユースの技術支援プロジェクトに参加する女性たち

PLASでの経験で辛いこともありました。カフェを立ち上げるプロジェクトに参加したHIV陽性のお母さんがいました。プロジェクトの中では1番長い時間を過ごし、沢山おしゃべりをした仲でした。しかし、彼女はある日突然亡くなりました。こうゆうことが起こるのがウガンダであり、アフリカです。やっと彼女は自分で技術をつけてカフェをオープンして、大きな企業から嫌がらせを受けるくらいライバル視されるようなカフェを作ったのに!!悔しい。現実に向き合えないでいると、現地NGOスタッフが電話でこう言いました。「りさ、アイシャはシャイで人の前にどんどん出てくるようなタイプではないけど、カフェ事業を通して、自信がついて、笑顔を見せることも多かった。収入を得て子どもの教育費も支払えることができてた。彼女は幸せの絶頂だったんじゃない。」と言いました。それは、アイシャが最後を迎える前に、PLASと出会えることができて、幸せと思える時間を過ごすことができたのであれば、私たちがしてきたことは意味がないことでないと思える一言でした。私たちにできることは限られているし、パーフェクトではないけど、何もやらなければ何も起きない。私たちが信じることを進めていかないと、何も変わらないと思う経験でした。

写真:プロジェクトの卒業を喜ぶアイシャと私

PLASはより多くの人が前向きに生きられる社会を目指して、大きくなっていくことかと思います。その中で、今までのように、現地の人々に近い存在であって、より支援の届きにくい人へ貪欲にリーチしていく強さを持っていてほしいなと思います。

前向きに生きられる社会をめざしてーサポーターと共にー

PLASで働いてみて、わかりましたが、めちゃめちゃ柔軟で心が優しい人の集団です。固定概念や慣習に捕らわれず、新しいことや異なる概念を受け入れることのできる集まりです。サポーターの皆さんも一緒に仲間となって、今後PLASが果たしていく役割について考えていきましょう。PLASは、あなたの一歩進む勇気を応援してくれると思います。

写真:スタッフ・インターンのみんなで日比谷公園でピクニック

プロフィール


三関理沙(みせき りさ)
1986年生まれ。栃木県出身。神田外語大学在学中に受けた国際平和論に影響を受け、国際協力に関心を持ち始める。
大学卒業後はヨネックス株式会社で貿易の仕事をし、その後JICA海外協力隊で2年間、ケニアの田舎にある児童相談所で活動する。帰国後NGOでの広報の仕事を経て、オランダのISSで開発学修士を取得。「ケニアにおける社会的養護の政策」について研究。「アフリカの子どもたちが家族と一緒に安心して暮らせる社会を作る」という夢を持ち、ミッションに賛同したPLASへ入力。海外事業マネージャーとして、ウガンダ・ケニアの事業を担当。2021年に在ジンバブエ日本大使館の草の根外部委嘱


PLASではマンスリーサポーターを募集しています

月々1,000円(1日33円)からPLASのアフリカでの活動を支えていただく仲間を募集しています。
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いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。