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プラム(日本スモモ)
【スモモ】酢桃
学名:Prunus salicina
英名:Japanese plum、Asian plum
バラ科サクラ属 落葉小高木
漢名:李
主な生産地:山梨県、長野県、和歌山県、山形県、青森県ほか(2021年農林水産省)
▼スモモの花
![AdobeStock_384296040スモモ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88494524/picture_pc_272e6d75274a5f45e8f81ff6132f0b88.jpeg?width=1200)
<基本情報>
プラム=スモモは、総称。
日本で一般的に「プラム」と言えば生果で流通される「日本スモモ」を指すことが多い。欧米で古くから食されてきたものは「西洋スモモ」および「プルーン」と分類される。
![AdobeStock_139484111のコピー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88476768/picture_pc_24398e71916faed3c4b4910815705fdb.jpg?width=1200)
同じバラ科のアンズ(Prunus armeniaca)、ウメ(Prunus mume)、アーモンド(Amygdalus dulcis)などと交雑しやすく偶発実生した品種が多い。
▼アンズ の記事はこちら
<主な品種と歴史>
原産地は中国とされるが『日本書紀』にも「李」の記載がある。
現在の日本で栽培、流通する品種のその多くは「ソルダム」「サンタローザ」等、古くからの日本スモモがアメリカに渡り、品種改良されて逆輸入となったもの。
▼ソルダム 完熟すると皮も赤くなる
![AdobeStock_89893623ソルダムのコピー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88483486/picture_pc_91510c1901b5cfa12a7f1627f1d80b71.jpg?width=1200)
最も多く出回る「大石早生」はアメリカの品種を日本で改良した品種。
「太陽」、「貴陽(大玉で世界一重いとされる)」は日本での育成種。
他にも多数の品種がある。
▼大石早生
![5080388_m大石早生](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88484403/picture_pc_86e5201ba6f27812442093f5f6b8d852.jpg?width=1200)
<主な栄養・フィトケミカル>
リンゴ酸、葉酸、食物繊維、カリウムが豊富。赤い色はアントシアニン 。
(日本食品標準成分表2020年)
リンゴ酸は疲労回復、葉酸はビタミンB群で赤血球の形成を助ける。カリウムは塩分を排泄、高血圧予防に。
アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用、血流をよくする。
▼品種「太陽」
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88494421/picture_pc_227ef04dd52db41d4b3065b0ca4ee524.jpg?width=1200)
<青森県では>
梅や杏同様、主に南部町(岩手県に近い青森県南部)で栽培されている。近年増加している「紅香(べにか)のしずく」は、南部町の農園で発見された品種。皮、果肉ともに濃い真紅色。
▼イラストはイメージです。アンズとプラム
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88494466/picture_pc_74721df7e366da84b76aed40284c8e36.jpg?width=1200)
参考文献
農山漁村文化協会編 『果樹園芸大百科14』
平凡社『世界大百科事典 第2版』
創森社『育てて楽しむスモモ』他
▼南部町産のプラムが入った商品はこちら
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