僕はいつしか、iPhoneをレビューしなくなった
いつからだろう。僕はいつすか、iPhoneをレビューしなくなった。
調べてみたら、最後にレビューしたiPhoneはiPhone 13 Pro。その前のiPhoneは初めてiPhoneが4機種展開になった年。すべてのモデルを買ってレビューしていた。狂ってる。でもこの狂っていた頃は確かに輝いていた。
なぜ僕はiPhoneをレビューしなくなったのだろう。偉そうにするつもりはないが、当時は大勢のメディアやブロガーにベンチマークされていたと感じることが多かった。僕がこれを書いたら、同じような書き方で書くところが出てくる。僕がこれを実装したら、同じような機能を実装するところがある。
追われることの楽しさや責任感を感じつつも、その役目を勝手に背負っておきながら負担に感じている自分もいたのだろう。
同時に、ここ数年間のiPhoneは決して面白いとは言い難い。革新性がない、イノベーションを起こしていない、などと言うつもりは全くないが、新しいiPhoneに買い換えても「買い換えてよかった」と感じることがめっきり減った。
iPhone 15 Proは、USB-Cポートの搭載やアクションボタンの搭載など、ハードウェアとして明確に変わった部分がある。昔ならここを掘り下げまくっていたかもしれない。しかしアクションボタンは実装する方法を調べていたものの結局マナーモードのまま。USB-Cは本当に便利だが、USB-Cが便利であることは今更書くことでもないと思ってしまっている自分がいる。
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