本多弘樹

機械と遊んで暮らしていきたい! 読書録と雑記として使っています。 「インプットが未来…

本多弘樹

機械と遊んで暮らしていきたい! 読書録と雑記として使っています。 「インプットが未来の自分を作るはず」と信じて一日一読積んでます。 あくまで読書録として、面白いところを勝手に紹介したい。 できれば、センスがあると思われたい!

最近の記事

道化の華の、このブログ面白かった。 なるほど! 人間失格を読んだ後に読み直そうと思いました。 https://www.google.com/amp/s/gamp.ameblo.jp/sinyabinkiroku/entry-11737764467.html

    • 太宰治の道化の華を読んで見た。 分からなかったから、何度か読んでみた。 やっぱり面白いところが分からなかった。 言葉尻は確かに面白いんだけど…。と思って他の方のnoteを調べてみた。 みんな色んなことあるなー。と思ってやる気は貰えた。 今日は充電だけにしときます。🤔

      • ひみつ文庫 ふらりさんの企画!

        本のタイトルなぞなぞみたいなやつです! 5つのヒントで、本を紹介するという感じ。 以下のミムコさんの記事で、企画概要が紹介されています。 わかりやすいです。 僕の本は、赤のイメージだったので断念しましたが、ブックカバーもステキです。 そして、本家の記事はこちらです。 早速行ってみましょう。 確か、僕が高校生くらいのタイミングで本屋大賞を受賞した作品です。 この広い世の中、 聖人君子などはほんの一握り 残るは腐れ外道かド阿保か、 そうでなければ腐れ外道であ

        • 逆行(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          25歳の老人の、一生をさかのぼっていく物語。 僕もそうだけど、幼少期に経験する原体験が、人生へ与える影響は大きいですよね。 ちなみに、本作の少年時代のタイトルは「くろんぼ」。だいぶん力強いです。 ちなみに、初出は1935年2月と、1935年の10月となっています。 太宰26歳の時の作品です。 1935年に2月に文藝に掲載されていた「逆光」(盗賊の章を除いたもの)が第1回の芥川賞候補にあがりました。 当時の太宰は、薬のためにしていた借金がかさんでいて、芥川賞受賞でも

        道化の華の、このブログ面白かった。 なるほど! 人間失格を読んだ後に読み直そうと思いました。 https://www.google.com/amp/s/gamp.ameblo.jp/sinyabinkiroku/entry-11737764467.html

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        • ひみつ文庫 ふらりさんの企画!

        • 逆行(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

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          9本
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        • 太宰治を読んでみた。
          8本

        記事

          ロマネスク(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          知識・武力・話術を極めたような三人が、それぞれ面白おかしく不幸になっていく物語。 3人とも、それぞれの技能を極めるための動機は理解できます。 それまでの過程も、割とまっすぐ頑張ります。 振り切ったスキルを手に入れて、それを全力を出して使うと、ろくな最期になりません。 最期に、話術に長けた主人公が、芸術家を自称し、本気で物語を書こうと決意するところで物語が終わります。 ちなみに、破滅型の主人公3人が、朝っぱらから居酒屋でくだを巻いている最中に、本気で物語を書こうと決め

          ロマネスク(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          彼は昔の彼ならず(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          男子三日あわざれば刮目して見よ!なんていうのはほんの一握りの人のためにある言葉だと思います。 三月もあれば堕落しきれるので、心して会わなければならない人間が大部分ではないでしょうか?ほんとのところはどうなんでしょう? タイトルの感じは、ローマは一日して成らず。な感じですが、その実一緒になっている女性に影響される、無個性な青扇とのこれまでを、語り手である主人公が解説するという構図です。 ちなみに出てくる男性は、聞き手も含めて3人ですが、恐らくすべて無個性という同族です。

          彼は昔の彼ならず(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          猿面冠者(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          初出時のタイトルが、「鷭」で、調べてみると、鶴と同じなのは頭に赤い模様があるだけ。 色は黒くて、首は短い、泥臭い水鳥のようです。 最終的には、猿面冠者というタイトルに変えられていますが、さては最後のネタばらしのような一行は初出時にはなかったのではないでしょうか? となると、もっともっとわかりづらいよなぁ…入れ子構造を察せる自身がありません。 というか、はっきり言って、「入れ子構造」も最後に出てくる「自意識過剰作家の面目躍如」ももっとずっと賢い方の使われた単語です。

          猿面冠者(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          初めてのつぶやき。 そして、言い訳。 深夜勤務から、昼勤の切り替えに失敗して、寝落ちした! 今日取り返しまーす。

          初めてのつぶやき。 そして、言い訳。 深夜勤務から、昼勤の切り替えに失敗して、寝落ちした! 今日取り返しまーす。

          葉(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          昭和9年に初出。25歳の太宰の作品です。 単行本の「晩年」の一番最初に掲載されている作品です。正しくは、作品集です。 メモとか、短編だったり、俳句だったりをまとめたものであることを知った上で読んでいただきたいです。 何せ、それを知らずに単行本を頭から読み始めて、完全に心が折れかけました。わからん! でも、ちゃんと読み進めていけば、こんな僕でも楽しめました。 かっこよい解説もあって、参考にさせていただきました。 (これからは、かっこつけて太宰と呼ぶことに決めました!

          葉(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          思い出(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          太宰治の最初の記憶から中学校を卒業するまでの随筆。 三章だてで、すべて1933年に初出。 一章が最初の記憶から高等小学校まで。二章が中学3年生まで。三章が中学四年生までです。 太宰治の原体験とも言えるストーリーです。 青空文庫でも読めます。 今回の感想記事は自分史上一番のボリュームになってしまいました…。 愛が抑えられなくなってしまったので、時間がある方が時間があるときにだけお読みください。 よかったら、思ひ出で好きだったところを、僕にも教えてください。 ちな

          思い出(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          魚服記(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          実験的に、青空文庫から、chromeのFireshotという拡張機能を使ってwebページをpdf化→iPadのGoodNote5で書き込みながら読書メモを作ってみました。 無茶苦茶テンション上がるので、iPadをお持ちなら、やってみてください。 数学者フェルマーの「私はこの定理について真に驚くべき証明を発見したが、ここに記すには余白が狭すぎる。」みたいな、なんとなく自分が賢くなった雰囲気あって無茶苦茶よいです! eluに出品した後のSample画像にはなるんですが、添付

          魚服記(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          列車(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          太宰治の筆名として、初めて書かれた作品です。 単行本の晩年に収録されていますが、初出は1933年2月です。 具体的な数字や固有名詞が入った描写から入って、どんどん抽象的な描写になっていきます。 時代もあったでしょうが、匂わせツイートみたいなものを感じる。 調べてみると、本格的に固有名詞を抜くところを抜かないとやばかったのだろうなとは思うのです。 あと、短編で、読み終わるのは一瞬なので先に読んでいただけるともっと楽しめるかと。 一回目ではわけがわからなかったので、読

          列車(単行本「晩年」収録) 太宰治(2014)

          富嶽百景 太宰治(2011)

          初出が1939年2,3月になっている、太宰治の作品です。 1937年、妻と弟の不倫を暴露され、そこから立ち直るストーリだと思います。悲しいところをほんのちょっと匂わせるのですが、全体的にはハッピーエンドです。 「読書について」で、表現者になるための助言として挙げられていたのは、一流の作家を深堀することでした。 続けていくことで初めて、作家の心境の変化や、試していたことなど、深いところで楽しめるようになる。 一番手前の面白さである、感情移入の次にいける。とのこと。 h

          富嶽百景 太宰治(2011)

          ポー短編集I ゴシック編 エドガー・アラン・ポー 訳:巽孝之(2015)

          19世紀のアメリカ作家エドガー・アラン・ポーの短編集。 一見ヨーロッパ的に見えるポー作品の随所に、じつは彼の生きた南北戦争以前のアメリカ史が影を落としている。 ポーがいったい何を書き何を隠したのか―――そんなことをあれこれ考えてみるのも、スリリングな読書体験となるにちがいない。 読み終わった段階では、ヨーロッパ的な雰囲気しか伝わってなかったです。 やっぱりアウトプットをしようと思うのは大切だなぁと実感しました。 多言語習得が、文学の表現者には役に立つというのが、あまり

          ポー短編集I ゴシック編 エドガー・アラン・ポー 訳:巽孝之(2015)

          落語名作200席 下 京須偕充(2014)

          落語の録音プロデューサー、落語評論家の京須偕充さんが書かれた、落語の解説本。 そのお話の、おもしろいところ、演じるにあたって肝要なところ、誰が演じたものがおもしろいかまでが書かれています。 結局、人間一人の力は大したことなくて、一人の天才が生み出したものを、みんなで寄って集ってたたき上げるのが一番クリエイティブなのではないかと思わされれます。 で、どうやっても自分が、0→1を生み出す天才側であるとはどうしても思えず、巨人の肩に乗せてもらいながら、(厳密には「読みたいこと

          落語名作200席 下 京須偕充(2014)

          落語名作200席 上 京須偕充(2014)

          落語の録音プロデューサー、落語評論家の京須偕充さんが書かれた、落語の解説本。 そのお話の、おもしろいところ、演じるにあたって肝要なところ、誰が演じたものがおもしろいかまでが書かれています。 本来口頭で表現される落語が、「プロット」と題して文章で書かれています。 場面描写的に、第三者目線で事実を説明する部分と、台詞部分の両方で文章化されていて、読み物として違和感がないのがまず感動ポイントです。 その次の感動ポイントは、いちいち語感が良いんですよ。 口に出して、テンポの

          落語名作200席 上 京須偕充(2014)