富嶽百景 太宰治(2011)
初出が1939年2,3月になっている、太宰治の作品です。
1937年、妻と弟の不倫を暴露され、そこから立ち直るストーリだと思います。悲しいところをほんのちょっと匂わせるのですが、全体的にはハッピーエンドです。
「読書について」で、表現者になるための助言として挙げられていたのは、一流の作家を深堀することでした。
続けていくことで初めて、作家の心境の変化や、試していたことなど、深いところで楽しめるようになる。
一番手前の面白さである、感情移入の次にいける。とのこと。
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