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YouTube星空ライブ解説 【配信ソフト使いこなし 編 ①】~小技アイデアあれこれ ~

前回までに、【機材編】【アカウント編】でそれぞれ、配信のための基本的な準備が整いました。
さぁ、ここからが腕の見せ所、アイデア次第で出来栄えが変わってくる段階に入っていきます!

具体的には、おもに配信ソフトの使いこなしアイデアを、具体的にいくつかご紹介します。
(※数が多いので、ジャンルごとに数回に分けてお送りいます!)


■ライブ感を出す工夫

<録画映像との差別化>

同じ時間を共有しているという臨場感。
そして、見逃したら同じ時間は戻ってこないという、ある種の緊張感。

ライブ放送は、そういったことを視聴者に強く意識させることが、ものすごく重要!
それを、さりげない方法でアピールするいくつかの小技やアイデアを紹介します。

・動くもの(アニメーション)を入れておく!

星空は、そのまま映していてもほとんど変化がない!
だから、きれいな星空を映しても、それが静止画だと勘違いされてしまっちゃ、ライブ感が台無しになっちゃいそう😣

・・・そんな事を考えて、こういう動画クリップ↓を作ってみました。

(赤い背景は、配信時には透過させます。)

ライブ放送中に、録画映像をインサートするときにも、このLIVE表示を隠すことで、さり気なく区別をしてます。


・現在時刻の表示

「雲」や「飛行機」や「流れ星」など、他の場所でおんなじものを夜空に見ることができる場合も。現在時刻を表示させておけば、それらの動きが、出来合いのものじゃないことを、しっかり伝えられます。

明るい人工衛星は、ネットで調べられる時代ですしね。

現在時刻表示の具体的なやり方として「時刻を表示してくれるウェブページ」を表示させています。

なんでも良いんだけど、フォントがいい感じで見やすい、こちら↓のページを私は使っています。

ちなみに、地名表示も細かくカスタマイズできるんだけど、配信画像に載せると、ちっちゃすぎてたぶん読めないので、まあお好みで。

実際の配信では、時刻以外の余分なエリアはトリミングし、白い背景も透過させた状態にしてから、配信画像に重ねます。

このとき、白背景を完全に消し去るのではなくて、文字の周りに薄っすらと輪郭が残る程度にしておくことをオススメします。
真っ暗な背景に黒い文字を載せても、白い輪郭があれば、ちゃんと数字が埋もれずに読めるようになります。

自作パーツなら透過させやすく作っとけば心配いらないど、ウェブからの借り物は、こういうちょっとしたカスタマイズで、使い勝手がだいぶ理想に近づけられます。

ちなみに、時刻表示だけなら、時計アプリなどの画像をキャプチャしても
同じようなことは出来ます。

だけど、配信用のPCの時刻セッティングを変えたらどうとでも表示できてしまうので、正しい時刻であることの信憑性がちょっと弱くなってしまう気がします。
なので私は、あえてネット越しに現在時刻を取得し、それを表示させるやり方を取っています。

・YouTubeチャットの活用(視聴者とのやり取り)

余裕があったら、ぜひYouTubeのライブチャットで、配信視聴者とのリアルタイムでのやり取りも入れたいところ。

でも、これは大勢の視聴者をゲットして、視聴者とのやり取りが可能な環境を実現してからですね。

・会場のお客さんとのやり取り

これは、好みの問題かもしれませんが、わたしはライブ配信中でも、その場にいるお客さんとふつうに会話するのが好きです。

例えばこのとき↑ は、観望会に来ていた親子が、配信の様子を珍しがって見に来てくれていて、ときどき子どもが「ながれぼし見えた!」など話しかけてきてくれました。

YouTube向けには、無言の時間をあまり作らないようには気をつけますが、会場の方が話しかけてきてくれた時は、そのまんまふつうに会話しちゃいます。(ときどき、配信向け解説中に、こちらから会場のお客さんに声をかけることもあります😉)

そういう会話が入っても、配信をみている人が、それを不自然に感じたり不愉快に思うことはないし、なにより配信している自分も、そういうやり取りがあったほうが楽しい♪ 
自分が楽しんでいれば、それが放送を通じて視聴者にも伝わりますしね。


■なぜ、[ライブ感を出すこと]が大切なのか

今回のnoteでは、星空ライブ配信で「ライブ感」をうまく表現するための工夫をいくつか紹介しました。

そもそも、なぜライブ感を伝える必要があるのか。

それは…、録画映像よりもライブの映像のほうが、見る人の興味を引き付ける力が圧倒的に強いから。

せっかくの配信をきれいに整えすぎてライブ感を失ってしまうことがないよう、工夫の方向性には充分気をつけていかなければいけません。

いまはまだ、配信者が独自に考えて試行錯誤を続けている状況なので、そのあたりのノウハウは、まだまだ共有されていないと思われます。

わたし自身の考え方が、他の方の参考になっていれば幸いです。
(つづく)








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