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顎関節症に、なりまして。

2022年の夏、生まれて初めて顎関節症になりました。

発症から治癒に至るまで

以前、かかりつけの歯科医から歯軋りを指摘されてはいたのです。そのため、就寝時にはマウスピースを装着するのを欠かしませんでした。
ときどき、顎がピシピシ、カクカクするなぁ、これって顎関節症?……と感じることは何度かありましたが、実際に発症すると疑いようがありません。顎の痛みで口を開けることができないのです。

最初の痛みは、朝の起床時でした。装着していたマウスピースを外そうと口を開けたとき、痛みが走ったのです。
ちょうどその頃、うつ伏せ寝で眠る癖がついていたので(あ、寝違えた痛みだ)と自己判断。2〜3日経てば痛みも和らぐだろう、と考えていました。

経過観察としていた数日が過ぎましたが、痛みはまったく収まりません。それどころか、堅い食べ物を歯で砕くたびに、激しい痛みが口腔内に響くのです。
(う〜ん、これは顎関節症に間違いない)と改めて自覚。ちょうど健康雑誌を自由に閲覧できる環境があったため、顎関節症の記事に目を通したり、インターネットで顎関節症に関連するキーワード検索で症状や治療方針、自分での治し方などさまざまな情報をチェックしました。

顎関節症の症状チェックとして「指3本が口に入るかどうか」があります。試してみましたが、私の状態は指2本がギリギリ、ミシミシと口をこじ開けるようにしてようやく3本の指が入れられる、といった感じでした。
とりあえず、情報収集して得られたマッサージやストレッチなどのセルフケアを試し、雑炊やオートミールなど噛み締める負担の少ない食事に切り替えながら様子を見ることに。自力でメンテナンスをし、何の改善も見られないときは、専門家(お医者さま)の診断を仰ごうと考えたのです。

そうこうしているうちに1週間が経過。残念ながら、改善の兆しは見られませんでした。
おまけに、激痛を恐れるあまり、次第に食事がストレスになってきたのです。口を開けるのにも勇気が必要で、かえって口元の筋肉をこわばらせてしまう……という悪循環に陥ってもいました。
もう自力ではお手上げ、専門家にお願いするしかありません。

ただ、時期が悪かった。季節はちょうど、お盆期間に入ろうとしていた頃だったのです。さまざまな情報を吟味して選び抜いた、顎関節症専門のクリニックに予約の電話を入れることができたのは、そこからさらに1週間後、お盆明けのタイミングでした。
けれど、そこで返ってきた答えに絶句してしまいます。
「今からですと、最短で2ヶ月先のご予約となりますが、よろしいですか?」
……よろしいわけ、ないじゃ〜ん!😭

顎関節症で口が開かない、どうにかなりませんか?と無理を承知でお願いしたところ「待合室で長くお待ちいただいてもよいのであれば、予約の合間で診察しましょう」と、1ヶ月先の日程で予約を取ることができました。
でも、あくまでも予約が取れたのは1ヶ月先です。今の状態のまま、1ヶ月先を待ち続けるなんて、到底無理。そこで、別のアプローチを探すことにしました。

「顎関節症」のキーワードに最寄りのエリアを追加してネット検索を試みると、整骨院のホームページがヒット。うまく説明できませんが、私に響く特別なメッセージが、その整骨院の情報には含まれていました。
見過ごすことができないホームページを何度も何度もくまなく読み込み、自問自答していくうちに(私が選択すべきなのは外科的な治療ではなく、心身をホリスティックに整えるアプローチなのだ)という思いが強くなっていったのです。
勇気を出して電話をし、状況を説明したところ「すぐに施術できます」とのこと。すぐさま身支度を整えて整骨院へ向かいました。

予約をしてから1時間も経たないうちに施術が開始。そこで全身のバランスの歪みを指摘され、「最初のうちは1日おきに通ってください」との治療計画に従って通院することになりました。
その言いつけをしっかり守って数日おきに通うこと1週間。8月末には痛みもすっかり治まり、口も大口を開けて指3本が入れられるようになり、食事の不安も解消されていました。
……あれから4ヶ月が経った現在も、顎関節症の予防を兼ねた全身のバランスを整える目的で、月に一度の通院を継続しています。

出会いと導き

整骨院のホームページを見つけた際にあった奇妙な偶然、クリニックの予約がままならない一方で整骨院の予約がスムーズに運んだこと、整骨院へと通う道すがらで通る公園が湧水地であることにも、個人的なテーマでのシンクロがありました。

この(渡りに舟)の状況は、私にとって「全てが流れに乗っている」サイン。何かに導かれている気配を感じ、この決断・選択に間違いはない……という漠然とした確信が得られるのです。

整骨院で問診票に記入をする際、職業欄には「できるだけ詳しく」と注釈があったため、思い切って「花療法家」と記してみました。そうしたら案の定、施術家さんからは「それは生花を扱うお仕事?それともアロマか何か?」という質問が。「いえ、フラワーレメディなんです」と答えてみたところ「ああ、ホメオパシーのほうですね」と意外な反応が返ってきました。
何でも施術家さんは、かつてホメオパシーを学んだことがあるのだとか。思いがけず話が膨らみ、その話題がきっかけとなって、施術家さんが用いる技術であまり公にはなっていない、心や意識に働きかけるアプローチについて盛り上がっていったのです。
フラワーレメディ(フラワーエッセンス)と手技、扱うものは異なれど、目指すものは同じですよね……と話しながら、この整骨院に導かれた理由が何となくわかった気がしました。

私にとって、肉体を整えるアプローチは、不得意分野のひとつ。また、方向性は違うものの、さまざまな情報交換ができて、よい刺激が得られることもできそうです。
これからも、この整骨院に通うことで、定期的なメンテナンスを図りたいと思っています。

症状から身体のメッセージを読み解く

施術家さんにお願いするのは、肉体面での症状改善。根本的な部分の解決に向けては、フラワーエッセンスのサポートを得ながら、自ら取り組んでいきました。
病気や症状を抱えるとき、バッチ博士の言葉が常に思い出されるのです。

真の治療においては、病気が何であろうと考慮する必要はありません。考えるべきは、精神状態、精神的な問題だけなのです。重要なことは、神の計画のどこで間違いを犯しているのかということです。魂との不調和が、体に実にさまざまな不調を生んでいる場合が、非常に多くあります。体は、最終的に心の状態を映し出しているに過ぎないので、重要ではありません。体は、心を正せば、すぐに治ります。

(『エドワード・バッチ著作集』収載「汝自身を解放せよ」BABジャパン)

なぜ、顎関節症になったのか。思い当たる節がありました。
夏の初め、生計を支えるために就いているパート仕事で、営業時間の縮小に踏み切るとの発表を受けたのです。収入激減でどうしよう……😱とアドレナリンが出てストレスMaxになったタイミングで、顎が開かなくなってしまったのです。
顎は、物を咀嚼する部位です。そこに不調が出て物が食べられなくなったのは、自分に起きている状況を「噛み砕けない(飲み込めない)」ということ。つまり、受け入れられない心理が働いている、と解釈できます。そのことから、受け入れられない心の状態に光を当てて、焦らずゆっくりと状況を受け止め、少しずつ飲み込んで理解していこうね……と自らに言い聞かせていきました。
すると、理解が進むにつれて、顎関節症の症状も消えてなくなったのです。症状が完全に消失したため、整骨院の施術家さんに相談した上で、顎関節症専門クリニックの予約はキャンセルすることにしました。

肉体面からのアプローチは施術家さんにお願いし、その背後にある心の状態を謙虚に観察しながら、フラワーエッセンス(フラワーレメディ)を使ってセルフケアしていく。さらには、整骨院への道すがらにある湧水地の樹木たちにトリートメントしてもらう。

目に見えるカラダ(肉体)と、目に見えないカラダ(ライト・ボディ=心・魂)、この二つのカラダの声に耳を傾け、不調和を整える。その重要性を、この半年近くで学んだように思います。
学んだというか、そのような流れに仕向けられていったというか……。これまでも私の身体は症状を通じてわかりやすいメッセージを発してくれていましたが、今回は久々にガツンとやられました😖。
そして、今回の教訓を経て実感したのです。不安や心配を動機にして行動すると、人生の本筋から外れてしまうため、肉体が全力でブレーキをかけてくるのだ、ということに。それだからこそ、まずは自分の中で巻き起こっている混乱を鎮め、本当に自分が望むもの、好きなこと、心地よいほうを選択していくよう、より慎重になりました。
結果的に本意ではないものを手放すことになり、金銭的にはと〜っても風通しが良い年末を迎えているのですが😓、2023年にはきっと、この空いたスペースにふさわしい何かがもたらされるのだと期待しています。
神の手というか、宇宙の采配というか。あるいはハイヤーセルフ(高次の自己)の促しというか……。いずれにしても目に見えない存在の導きによって、私にとって最良の道が開かれていったのが、2022年のトピックスなのでした。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫