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本質へのアプローチ

歯の治療で神経を抜いたのだけれど、何だか口の中がもやもやした感じがして、ずっと違和感があるの……という仕事仲間のため、フラワーエッセンスを選ぶことに。
状況から考えて、緊急時のファイブフラワーレメディと、浄化のクラブアップルといったところかな?と、おおよそ見当はつけてありました。
ところがリーディングを行ったところ、ファイブフラワーレメディとともに導き出されたのは、エルムとホーンビームだったのです。

う〜む。
この状況下でファイブフラワーレメディが必要なのは理解できるものの、エルムとホーンビームが選ばれた理由はわかりません。
それでも自分の感覚を信じて、これら3種をブレンドしたトリートメントボトルを手渡すことにしました。
「歯の治療で心身に受けたショックをやわらげるのと、疲労回復&ストレスケアのブレンドね」と、かなり大ざっぱな解説をつけて。

それから1週間経ったころでしょうか。
彼女から、突然「仕事を辞める」という報告を受けたのです。
パートタイムで働いていた今の職場を辞めて、常々携わりたいと思っていた分野の会社に転職することにした……とのこと。
子育てしながらのフルタイム勤務になるので、最終的には家族会議で決めたそうですが、彼女にとって家庭と仕事の両立を目指すのは、とても大きな決断だったに違いありません。

この時点で、トリートメントボトルのブレンドが、ようやく理解できました。

エルム(Elm)

科属/ニレ科ニレ属
学名/Ulmus procera
和名/オウシュウニレ
花期/2月〜3月

12-7-9選択法/セカンド19:毎日の生活で起こる感情の起伏を表すエッセンス
7グループ選択法/落胆あるいは絶望している時に
製造法/煮沸法:できるだけ多くの木から、花の付いた小枝を切り取る

良い仕事をしている人です。人生での務めを果たしたいという強い衝動に従って、重要なことをしたいと望んでいます。しかも、これは大抵、人類全体のためになることです。
けれども時として、自分の引き受けた仕事があまりに困難で、人間の力の及ぶものではないと感じて憂鬱になることがあります。

エドワード・バッチ著作集収載「12ヒーラーズとその他のレメディー」BABジャパン)

ホーンビーム(Hornbeam)

科属/カバノキ科クマシデ属
学名/Carpinus betulus
和名/セイヨウシデ
花期/4月〜5月

12-7-9選択法/セカンド19:毎日の生活で起こる感情の起伏を表すエッセンス
7グループ選択法/確信できない時に
製造法/煮沸法:できるだけ多くの木から、雄花と雌花のついた小枝を摘む

自分の人生に課された務めを果たすだけの力が、精神的、あるいは肉体的に十分でないと感じる人に。やるべき仕事はうまくできているのに、毎日の仕事が多すぎて果たし切れないと感じる時に。
自分の仕事をうまくやり遂げられるようになるには、心身の一部を強くしなければならないと思い込んでいます。

エドワード・バッチ著作集収載「12ヒーラーズとその他のレメディー」BABジャパン)

エルムとホーンビームは、任務が重すぎて果たせないのでは……という不安を感じたときに、前向きに取り組む勇気とやり遂げる意志を取り戻させるエッセンスの組み合わせです。
歯の治療後の違和感という訴えからは、あまりピンとくるセレクトではなかったのですが、転職、それも自分自身へのチャレンジという意味合いを持つ人生転機の選択ならば、なるほど納得できる組み合わせということになりそうですね。

「病気をではなく、患者を治療しなさい」というのが、フラワーエッセンスの基本的な考え方にあります。
目の前で起きている現象についとらわれてしまうあまり、本人の内面で起きていることや、これから起きようとしている予兆を見逃してしまいがち。
今回のケースは、この教えをもう一度再認識する、とてもいいきっかけになりました。

ちなみに。
彼女を悩ませていた口の違和感は、いつの間にか消えていたそうです。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫