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“わたし”の本質、フラワーエッセンスの本質

フラワーエッセンスは感受性を高め、“わたし”の内側世界の中で、さまざまにささやく声を聞き分けられるようになる。
これは「多次元な“わたし”」の投稿でお伝えしたことでした。

ここで、フラワーエッセンスを開発したバッチ博士の記述をご紹介いたしましょう。
バッチ博士は、1931年に講演した「汝、自らによって病む(Ye Suffer From Yourselves)」で、このように語っています。

つまり、このレメディー(注:フラワーレメディ=フラワーエッセンス)の働きは、私たちの波動を高め、魂を感受するための回路を開いて太くすることです。[中略]
レメディーは、美しい音楽のように、あるいは、インスピレーションを与え、気持ちを素晴らしく高揚させるあらゆるものと同じように、まさに人間の本性を高め、魂の近くへと引き上げる力を持っています。

エドワード・バッチ著作集収載「汝、自らによって病む」BABジャパン)

身体の声。
心(感情)の声。
頭(精神)の声。

これら3人の“わたし”の声はとても大きく、絶え間なく続くので、よほど注意しないと高次の自己(ハイヤーセルフ)の声を聞き取ることができません。
そんな時にフラワーエッセンスは、あなたのエネルギー(波動)を高め、魂を感受するための回路(ハイヤーセルフとの繋がり)を開いて太くしてくれる、というのです。

もちろんですが、こういった作用はフラワーエッセンスに限りません。
瞑想や内観などの方法によって、ハイヤーセルフとの繋がりを深めていくこともできます。
ですから、用いる手段は人それぞれです。

どのような方法を取ったとしても、ハイヤーセルフとの繋がりが太くなると、内側の矛盾が解消され、心身の調和が取れていきます。
あなたの心が変わり、考え方が変わり、身体が変わっていく(つまりは、あなたのエネルギーが変化する)につれて、取り巻く環境も変化し、それによって人生が大きく変容するでしょう。

その一方で、ハイヤーセルフとの繋がりを実感し、自分自身が多次元な存在であることを理解すると、こんな疑問が湧くかもしれません。

「わたしは一体、何者なのか?」

この問いに対しても、バッチ博士の文章をご紹介します。
1932年に発表された『汝自身を解放せよ(Free Thyself)』には、このような記述があります。

この世のあらゆるものは、霊的な、目に見えないものを解釈したに過ぎません。一番小さな些細なものの背後にも、神の意図が存在しています。
ですから人間についても、誰もがこの世でなすべき、神から与えられた使命を持ち、魂は心と体を、使命を果たす道具として使っています。そして、心と体が魂に従い、この3つが調和して働いている時、完全な健康と幸福がもたらされるのです。

エドワード・バッチ著作集収載「汝自身を解放せよ」BABジャパン)

人間は、心・体・魂で構成されている。
永遠の存在である霊的な「魂」が、目に見えないカラダである「心」と、目に見えるカラダである「体」を、道具として使っている。
つまり、多次元な“わたし”の本質は、永遠に生きる魂であるということなのですね。

輪廻転生という考え方があります。
生まれ変わりを繰り返しながら、魂は経験を積んで成長していく。
肉体という器に収まった私たちは、どうしても人間のサイクル(人生)に終始しがちです。
しかし、もし意識を拡大して魂のサイクルに思いを馳せるならば、これまでとは違った景色や考え方が見えてくるはず。

有限(人生)である日常生活の中に、無限(魂)の気配を感じる。
それが当たり前になっていくと、今生の使命や目的について、つい考えたくなるのではないでしょうか。

「わたしは、この人生で何を成し遂げようとしているのだろう?」

ここにフラワーエッセンスの本質がある、と私は考えています。
今という時代、ここという環境を選んで生まれてきた“わたし”が、限りある人生と誠実に向き合って生きていく。

“わたし”が、わたしらしく生きる。
そのためのツールであり、魂の旅路(spiritual journey)において素晴らしい導き手となってくれるのが、フラワーエッセンスなのだと思うのです。




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