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ヴァインの芋づる式!?解釈

2007年に出版された『フラワーエッセンスヒーリング―バッチの花療法 光の中へ』。
ここに掲載されている体験談のうち、私が提供したものが二つあります。
一つはゴース。

そして、残るもう一つがヴァインです。
旧blogで2006年に綴った内容を体験談として提供したわけですが、実はその体験談には続きがありました。
今回は、2007年に記した続編を含めて加筆修正したものを、ここに再掲します。


自分の気持ちや考えが全然相手に伝わっていない、何でそう考えるの?と、怒りと悲しみが混ざり合う感情が吹き出したことがありました。
私は、あなたの気持ちや状況を配慮した提案をしているのに。。。
折しも、エッセンスの変わり目の時期に合わせて出てきた感情だったので、今回はこのテーマに合わせてエッセンスを選ぶことにしました。

当初の見立てでは“大義を振りかざす”ヴァーベインか、“固定観念にとらわれている”ロックウォーターあたりかなぁ……と思っていたのですが、いざ選んでみたら“支配的な態度で接する”ヴァインだったのです。
それはつまり、自分の言動が利己的であったという答えにもなるわけで、ガクッと肩を落とす結果でもあり、自分の行いを振り返って反省したのでした。。。

ヴァイン(Vine)

科属/ブドウ科ブドウ属
学名/Vitis vinifera
和名/ヨーロッパブドウ
花期/4月末〜5月

12-7-9選択法/7ヘルパーズ:日々の生活の積み重ねによって慢性化した状態を表すエッセンス
7グループ選択法/人のことを気にかけすぎる時に
製造法/太陽法:満開の花房を複数の株から摘む

たいへん有能な人です。自分の能力を確信し、物事をやり遂げる自信があります。
そのために、自分の正しい行ない、あるいは正しいと確信している行動を他の人もするよう説きつけるのが、本人のためになると考えています。病気の時でさえ、世話してくれる人に指図します。
緊急時には、おそらく非常に頼もしい人でしょう。

エドワード・バッチ著作集収載「12ヒーラーズとその他のレメディー」BABジャパン)

ヴァインは、ブドウの花から作るエッセンスです。
つる性の植物で、近くの植物に巻き付いて生長しますが、時には巻き付いた植物を縛りつぶしてしまうほど、強く絡まる性質があるそうです。
その、寄生主が宿主をつぶす影響力の強さから、他者をコントロールしたり支配したりすることが、ヴァインのネガティブな状態とされています。

自分の出来事に合わせて考えていくと、あのときの私の言動は、無意識のうちに相手をコントロールして自分に都合のいいように動いてもらおうとする、ヴァインの“支配的な強制、心理的な絡み”が働いていたのかもしれません。
「あなたのため」と言いながら、実は「自分のため」の保身だったのです。。。

実は、別の観点からも、ヴァインが導かれた瞬間に「そうか!」と気づいたことがあります。
ヴァーベインでもロックウォーターでもなくて、なぜ今回がヴァインなのかは、この“他者との絡み”にポイントがあるのです。

ヴァインはつる性の植物なので、上へと生長していくためには支えが必要。
そのまま何にも頼らずに生長しようとすると、地を這うだけになってしまいます。
そこから自分が今後、高い志を持って成長していくためには、支えとなってくれる他者の存在が必要であるということを、このエッセンスは告げている、と瞬間的に感じたのです。
それも、他者にべったり依存するのではなく、支配的にコントロールするのではなく、お互いが助け合いの精神で共生していけるような、適度な関係を築くことなのでしょう。

どちらかというと、私は自分のことはすべて自分で決断して行動する自己完結タイプなのですが、現状に行き詰まりを感じているのも事実。
その行き詰まりを打破するためには、もっと人と関わっていくことが必要であることを、ヴァインのエッセンスから教えられたような気がしました。

また、以前に英国を旅していたとき、あれはちょうど空港に向かう車の中だったのですが、自分の奥深くに眠るエネルギーについて、話し合ったことを思い出しました。
あのときには、確か「そのエネルギーをリーダーシップに発揮することが大切なのでは?」と、仲間から言われていたのでした。
ヴァインは「強いリーダーとしての資質」を示すエッセンスでもあるのです。

ヴァインの実はフルーツとして、あるいはワインとして、古代から人々の胃袋を満たし続けた植物です。
本当のリーダーシップとは、支配して強引に導こうとするのではなくて、他者の求めに応じて自らの喜び(果実)を提供することなのだ……ということを、この植物は教えてくれています。

今回のヴァインは、ある出来事に焦点を当てて選んだエッセンスだったのですが、自分の中にあるいろんなテーマが、まさに芋づる式のように表に出てきました。
これも、つる性の植物ならでは!?などと勝手に理解して、芋づる式な反応が出てくることを、楽しみに観察しています(笑)。

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1ヵ月という飲用期間を終えて再びヴァインが選ばれたので、2ヵ月近くずっとヴァインのエッセンスにお世話になっています。
その期間中に、ここで紹介したヴァイン(&ゴース)の記事を、体験談として提供したフラワーエッセンス本の出版サポートをしていました。
そこで、著者の七歩子さんの原稿が加わったヴァインの項目を校正チェックした際に「ヴァインは、野生だと美味しい実を結ばなくて、人の手をかけて剪定されコントロールされてはじめて美味しいブドウが実る」という特徴に気づかされたのです。
それまでは、つるを自由に広げて生長する野生のヴァインがポジティブな状態で、人の手によって切られたりねじ曲げられたりして生長を阻害される農園のヴァインがネガティブな状態を示している……というふうにずっと考えていました。

でも、この特徴に基づくならば、こういう解釈も成り立つのです。
ヴァインの潜在的な才能を引き出し、素晴らしい成果を得るためには、人の管理のもとで厳しく指導されることも、また必要な経験である、と。

うわぁ〜、こういうことだったのか〜!と、新たなヴァインの解釈に、思わず頭を抱えたくなりました。
今置かれている状況に、かなり思い当たるふしがあるのです。
野生のヴァインの立場としては、さっさと放棄して逃げ出したいくらいだけれど、これもまた経験。
実力を磨き、成果のブドウを収穫するためには、管理・制限された状況の中で努力することも、自らが選んだプロセスなのだと腹をくくるしかありません。

ヴァインのエッセンス期間は、あと残り1週間。
この次に導かれるエッセンスが何になるのか、ヴァインの課題はしっかりクリアできたのか、それともヴァインの学びはまだまだ続いていくのか。。。
まるで審判が下されるのを待つような心境で、そのときを待ち続けています(苦笑)。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫