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モノローグ2020年春

スギ花粉の飛散を目や鼻で感じ始めた2月末。
あるとき、太ももの内側に赤い発疹が出ているのに気づきました。
ひょっとして……ダニ、、、かしら?

晴れた日にシーツを洗濯、お布団も干してダニを駆除したつもりでしたが、太陽の香りが残る布団の上に寝そべると、布団と密着する側がむず痒いのです。
見てみると、赤い発疹が広がっています。
う〜ん。。。これは……ダニじゃないかも。。。

3月に入ると、発疹は全身に広がっていました。
正確に言うならば、服で覆われている部分の全身。
そして、ふと気づいたならば、例年悩んでいた花粉症の症状——くしゃみ、鼻水、目のかゆみ——が、まったく出なくなっていたのです。
今年は特に、人前でくしゃみするのが憚れるとき。
くしゃみをこらえようとする心理と、さまざまなストレスが複合的に影響して、花粉症の症状が別の形で表面化したようです。
また、セルフチェックをしてみたら、新型コロナウイルスに過剰反応する集合意識が強い刺激になっている……とのこと。
霊的な部分では、不安や恐怖を煽る不穏なエネルギーを感知して、アレルギー反応を起こしているようなのです。
発疹の出方は、明らかに自分の内側から外へ出そうとするもの。
皮膚のかゆみも、身体の中にある毒素を排出させようとする反応です。
ステロイド剤を塗れば症状は治るでしょうが、できるならば症状を封じ込めるよりは、どんどん外に排出すべきだと考えました。

ありがたい?ことに、顔や手足など、人目につくところにはまったく発疹が出なかったのですが、着衣が触れる部分はほぼ発疹でびっしり。
かゆみを伴っているので、どうしても搔きむしらずにはいられません。
お風呂に入れば肌がピリピリするのですが、直感は「身体が冷えていてはいけない。しっかり温めたほうがよい」と告げてきます。
身体の血行が良くなるとかゆみが増して、就寝してもなかなか眠れません。
何度も何度も寝返りを打ちながら爪を立てないようにして肌を搔きむしり、明け方にようやくちょっとだけ眠れる……といった状況が数週間続きました。

中学時代に花粉症になってからというもの、長年の経験と感覚で、花粉症の症状が出るのは2月末〜3月下旬とわかっています。
全身に蕁麻疹が出るのは初めての経験でしたが、そういえば……と、同じような症状が出ていた頃が思い出されました。
あれはちょうど東日本大震災の起きた年、2011年の春に似たような症状が起きていたのです。
そのときは、頭皮それも枕が当たる後頭部に湿疹ができて、やはり同じように掻きむしっていたのでした。
やはりトリガーとなっていたのは、強い恐怖や不安といった心理。
今回の新型コロナウイルスは、自覚こそありませんでしたが、心身にかなりの衝撃を与えているのだ、ということがわかります。

セルフチェックをした結果、このまま花粉症の期間が過ぎる3月25日までは様子を見ようと判断、花粉症軽減のためにハーブをブレンドしたり、かゆみを鎮めるためのローションとバームを作成したりしてセルフトリートメントに徹しました。

また、発疹という形で出てくる……ということは、花粉症がより重症化しているようにも感じられます。
ここでも直感が「腸内環境を整えよ」と伝えてきたので、腸内細菌を増やすために意識して発酵食品を取り入れるようにしてみました。

春分を迎えても、なかなか治らない症状。
限界を感じて、いよいよ皮膚科の扉を叩かなければならないのか……と、最寄りのクリニックを調べ始めました。
ところが、自分で期限と決めていた25日を迎える頃には、ブツブツ吹き出ていた湿疹が沈静化し、全身のかゆみが引き始めたのです。

けれど、残念なことにこのまま完治、というわけにはいきませんでした。
4月に入って再びかゆみがぶり返します。
掻きむしったことによって、肌が荒れて乾燥肌になったことから、着衣の刺激で全身がピリピリ、チクチクし始めたのですね。
今回は、内側から排毒するためのものではなく、外からの刺激によるかゆみ。
それはちょうど、新型コロナウイルスに対する人々の意識の過剰反応に通じるようにも思えます。
全身に残る発疹の痕は、まだらに色素が沈着していて、まるでキリンの皮膚のよう。
その模様をじっと眺めていると、映像で見るウイルスの姿にも重なります。

As above, so below. As within, so without.
(上の如く、下も然り。内の如く、外も然り)

私個人で見れば、表面の皮膚症状と、腸内の状況。身体症状と、心の状態。
世界で見れば、私の心身で起きていることと、周りの社会で起きていること。
これらはすべてつながっていて、同じメッセージを伝えてきているように感じられるのです。
そして、つながっているからこそ、まずは自分の出来る範囲で、つまりはセルフトリートメントに徹することが、取り巻く世界で起きていること——新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ——に通じるのだとも思えます。

私の心身への取り組みは、もうちょっと続きそう。
そして、この身体に現れている、ウイルスに似たまだら模様が消えてなくなる頃には、今の社会を取り巻く状況もちょっとは落ち着くのだろう……とぼんやり考えています。

いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫