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橋の下の川面には、肉を加えた犬が映っていいたんだって・・・ 

#経済学は文学だ ! のお話です。
本日の話は #アイソーポス  を題材にします アイソーポス?? 古代ギリシャの寓話作家だそうです。 日本では英語読みのイソップ はい、そういうことです。

あの、肉を咥えた一匹の犬が、橋の上から水面を見下ろすと、自分と同じような犬が肉を咥えている。その、犬の肉は、どこか自分のそれよりも大きいと感じる・・・

経済は演出が大事てか、それが総て

さらに、その演出においては、過大な演出で生活者の感覚を変えるチャンスだと私は感じています。
何がチャンス?
それはこれらのファクターです。
①望んでの事ではないけれど、今はインフレ傾向
②出口戦略を逸した日銀は、大規模緩和を継続
③賃金引き上げと富の再分配が課題です

努力層に有利な社会

#消費税の減税なんて愚策を平気で言う人もいますが 、むしろ私は、これを10%(軽減8%)に維持するよりも、いっそ15% 17%で良いと考えています。なぜならば、困窮者救済という耳さわりの良い言葉の裏で、実は、もっと幸せに生活しなくてはいけない、 #努力層  が虐げられているからです。努力層とは、私が名付けたものですが、所謂、現役中間層という位置づけです。なぜなら、もっと豊かになって活発に諸費活動をして、国の経済を支える主役になるべき層が、総ての負担を引き受けてしまっている現実は、国のためにはなりません。本来、生活困窮者救済を担うのは、この層に限らず、それこそ、広く浅く負担してもらい、ある意味で、困窮者への支援は、セーフティネットを活用いただくべきで、非課税世帯とか、ひとり親とか、その分類よりもむしろ、自活できなければ支援するというシンプルなものを打ち出し、最低限の必要なものは躊躇なく提供するが、検証と審査は的確に行う方が良いでしょう。必要なのは、自立出来ている #努力層が報われる社会にすべきなのです 。そのために、消費税は、一定の税率できちんと使う金額に対して徴収する一方で、#努力層への所得税や、地方税などはその税率を見直す必要があると感じます。

名目収入を急増させる見せ方

源泉徴収されている、部分の負担を軽減して、手取り賃金が増加すれば、受け取る側の意識は変わります。この国のサラリーマンは源泉徴収部分があまりにも広く、手取り賃金の実感がありません。もちろん、雇用保険にしても、健康保険にしても、事業者側と分担して支払うという画期的な制度、皆保険制度などの、美徳と合理性は極めて高いのですが、もらっている意識が希薄になり、かつ、雇用する側が負担してもらっている金額が見えてこないという側面もあり、この機会に可視化するのも重要かとも考えます。
つまり、手取り金額を大幅に増やし、一方で、確定申告を義務として徹底することにより、自身の給与収入と、かかる経費、費用が確実に可視化できるシステムへの移行です。雇用する側にしても、社員の給与や源泉部分の乱雑な業務が軽減されるのはメリットにもなります。
そうすることで、天引きされていれば気にも留めない、ものが適正なのか否か、余計な支出は?など、知ろうとするし、さらに、税制、給与、所得、税務、会計にも意識が向くので、これは資本主義の中、大変必要なことだと感じます。

いままで、漠然としていた、総支給額と手取り支給額、源泉徴収されていた、一つ一つの経費、それらを、きちんと支払うことにより、水からの軽j材状態を知ることが出来ます。知った上で、無駄をなくし、富を増やす、必要なものを必要なタイミングで購入するなど、如実にすべき事が見えてきます。同時に、これに制度が変化したタイミングで、所得が増える方向へ変化すれば、その所得が増えた実感は、旧来の制度で、所得が増えるよりも遥かに、大きなインパクトを与えます。

見える化することで、水面の犬の加える肉が、自分の姿が川面に映った姿だったと理解することが出来、根拠のない不安で、相手を吠えて肉を失うなんと事はなくなるのです。

賃金、労働、税負担、社会保険料、社会保障 がバランスが取れているのか、国や自治体の制度だから、変わられないと諦めるのではなく、その正否、適不適などは、ご自身に照らして考えるべきものなのです。一人一人が、注力して、声をあげれば、社会は動きます。

ありがたみを知ることは強いという事なの

これまで書いてきたことが、どういうことかと言えば
それは、マネーフローを通じて、自分も社会もおもに楽になるためにはどうしたら良いかを知ること、川面に映る自分自身に嫉妬して敵対心を燃やすのも、自分だと知って行動するのとでは、その差は大きい。やがて、肉を咥えた犬は、その肉を飲み下すのではなく、その肉で何が出来るかを考えるようになる。そうすれば、肉は何倍、何十倍にもなって、戻ってくる。

再分配を達成するために、民間に圧力をかけるのではなく、再分配がより、正しく行われるように制度を変える。

それは、北風と太陽なのだと気づくでしょう。

#寓話  : それは古典的な普遍の哲学書なのです。


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