小型船舶特定操縦免許 安全講習
小型船舶のお話ですが この免許証 絵面は普通に自動車免許みたいなのですが、こんなにチープで良いの、と良く思います。無線の従事者免許とは対極にある作りに驚きます。ペラペラの1965年生まれの、私の小学時代の下敷きみたいな代物です。ま・・ それはいいのですが。小型船舶の免許証には、特定 と書かれて場合があります。 この特定ですが、【 #特定操縦免許 】といいます。法改正により平成15年6月1日以降に新規で1級・2級小型船舶操縦士免許(ボート免許)を取得され、旅客船や遊漁船など人の運送をする小型船舶の船長になろうとする方に必要な資格です。ただ、この免許の取得には試験はなく、まる1日の講習を受けることで取得出来るものです。※特殊はPWCの免許ですから混同されませぬ様に。
で、この特定免許の講習を安全講習と呼びます。講習の内容は、極めてシンプルで、この必要性と重要性は、どうなの?? 賛否あると思うのですが、あくまで持論としては下記になります。
何度か、このnoteでも書いておるのですが、小型船舶免許は、小型船舶を乗るうえでの入り口であり、大事なことは免許を取って海に出た後が本当の意味で、小型船舶操縦士になるべく学びが始まる。という位置づけの免許だと考えています。誰でも合格できる学科と、だれでも合格できるレベルの実技で合格してしまうので、この免許だけで海に出ていくのは、危険極まりないことだと思います。なぜなら、この試験には、海の怖さも、自然の前では人は無力ということも、さらには、海に出れば、小型船舶の船長も、商船大(旧名)出の超上級資格を有する、外航巨大船の船長も船長であることに変わりなく、特に混雑した都市部の水域では、たった7mのボートが巨大船と関わる事も現実にあるのです。言い訳はともかく、その土俵にあがるには、あまりにも知識も経験も不足している。なので、危機管理と生命維持に関する内容が入った、この安全講習は、心構えをするだけでも意味があると私は考えています。だから、自分の活動に、この免許は必要ないとしても、受けておくべきものだと私は考えます。仮にも海に出るのであれば必須ではないかとさえ思います。
小型旅客安全講習(小型船舶特定操縦免許) は、全国様々なところで受講できます。費用は、それなりにかかりますが、まあ妥当でしょう。私は都内なので最寄りの講習会場は横浜でした。のでこちらで申し込みました。
(一財)日本船舶職員養成協会 小型旅客安全講習
具体的な講習の内容は、様々な方が ブログでも紹介されていますので、そちらを見ていただくとして、私には以下のことが、刺さりました。
■海に落ちるという事は、死ぬことに直結する。
■なにより怖い体温喪失 ハイポサーミア
■装備の重要性
■極限 タンパク質の消化には水分を必要とする。炭水化物が良い 海水は飲んんだ以上の水分を必要とするので飲めない。魚よりも、鳥の方が比較的安全に食べれる。
最近、小型船舶の良くない話がメディアに出て気います。安易に海に出ることは、どれだけ迷惑かを知る上でも、この講習は必須だと感じます。
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