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持論は極論 思いつき        第1回 ヒトとお金

お金が悪いのか

メディアが伝えると騒ぎ出す

ここに来て政治資金パーティーの問題が世を賑わしていますね。
けしからん という声が聞こえます
何故、けしからんのか?
それを、的確に答えられる人がどれだけいるでしょうか?
収支報告書に未記載、未記載の金の使徒もさることながら、その金の原資が何処なのかも気になるませんか?
そもそも論、パーティー券を買う側にも買う理由があるのではないですかね。
今日の第1回 持論は極論 思いつき ではこれを深堀りするのではなく、 #政治と金 という言葉に代表される、 #人と金  の話を書きます。

政治とカネ 人とカネ

世論の袋叩きの議員の皆さん 反面 少し気になるのは その袋叩きの中で、何が問題なのか、どうしたら良いのか それをきちんと説明できる人が、私も含めてどれだけ居るのでしょうか? という気持ちがあるのです。
政治には金がかかる お金が必要なんです と言えば、とてもダークなイメージを受けます しかしながら、政治なんてものは、言い換えれば何か?
昔こんなことを言った人が居ます。

政治というものは 政治家のものじゃないんですよ 政治は国民のものなんです 政治というのは 皆さんの生活そのものなんですよ
だとしたら、この言葉を置き換えるなら 
生活には金がかかる ですね
ここまで置き換えてしまえば、そうだよね となります。

もちろん、現実に今、一部の政治家の方々が追求されている事の中には、法律上の問題もあるのだと思いますし、そこには、一般生活者とはおおよそ縁のない事情があるのかもしれません。それを知るたいならば、私もそうですが、本件に関してきちんと勉強するべきです。

お金のプライオリティ

国民が日々就労する理由は?
全員が全員ではないにしろ、賃金を得るためと答える人が大部分だと思います。そして、その額は、少ないより多い方が良いし、何より、人により必要な日々の生活費は大きく異なります。年収500万でも笑顔の人もいれば、年収2000万でもジリ貧の人もいます。
同じ組織にいても、人より多くもらいたいと考えるから、そこには競争が生まれ、マウント取りも行われる。これらを批判する事は簡単ですが、現実はそんなに綺麗事ではないでしょう。
今の社会は、自分で稼いで自分で使う、というシンプルな循環であれば本来良いのですが、この国においては、けっこうそうじゃなくて、再分配のプロセスが、複雑で、行政が関与して、補助、給付、助成などを通じて再分配されるケースがすくなくありません。
仮に高校授業料無償化とという制度政が出れば、対象世代の子供さん、やがて対象世代のお子さんをお持ちの方は、この政策を”ありがたい”と思う方が一定居るのは当然です。収入が増えるのと同じ様な効果が出ますから。そこには、対象外の人と比較してどうか、という気持ちよりの、自分自身が助かるという意見が優先されるのも無理はない。これが大学授業料でもそうでしょうし、就学扶養家族の医療費無料もしかり。子ども手当の拡充に関しては、もはや実弾投入です。対象外の世代が大反対することも理解できなくはありません。人の中には、損得でものを考える人は確実に居るからですから。むしろ、それがマジョリティーだ、とまでは私は言い切りませが・・・
マイノリティではないと思います。
生活は政治だとしても、自分が中心になりがちな事実をみれば、やはり、金へのプライオリティは、かなり高い事が見えます。
貰えるとなれば、もらいたい
もらえないとなれば、声も上げたい
自然です。
ベース、人はお金に執着するのです。

まあ、でも本当に、この授業料無償化も医療費無料も、その分 きちんと所得が上がっていれば、ここまで必要とされないわけですが。所得が少ない中で、補助金 助成でやることになると、なんとなく、感謝の気持が、金を出す側に芽生えますね。でも、そのお金、支給した人がドネーションしてくれてるものではなく、きちんと国民が負担したものの再分配なのですよね。

所得が少ないことで、政策が活きてくる

⚪所得が少ないと 給付 助成 補助 これらの効果は大きい
⚪所得が少ないと 皆さんの所得を上げますという公約はやりやすい

そもそも、労働者の給与を上げた企業には減税とか言うと、もはや
そんな事したら その国は資本主義なのか??
労働者の言っても給与上げない企業が、国から言われれば給与あげちゃうとしたら、それも変じゃないのかと

視野を変える

一方で、恩恵をうける、この世代の子供を持つ親の中にも、この制度政策に笑顔を見せない人もいるのです。結局は国民生活を支える制度政策自体がどうかを考えて意見を持っている人や、にかかる費用負担が、巡る巡って自身に帰ってくると考える人達です。また、真逆に対象外の方の中に、この政策に賛成する方がいたりもします。それは、それぞれの視野が、目先の金の出入りではなく、俯瞰した、中身に迫った、そんな考えによるものと思うのです。この、視野を変えてものを考える人が増えると、様々な意味で違った社会になるのかもしれませんね。

そもそも、相手は自分より賢いと思う

ただ、世の中ので決まりを作ったり、制度設計する人々は超優秀だという先入観を持っことは良いことだと感じます。
だから、愚かな事を言っているなと思った時は疑った方が良い。
だから、教育費の無償化を少子化対策のためというのは???      
こんな事で、出生率が上がるのか?、それ以前に、出生率の上昇と、人口の増加で、過去ニッポンの高度成長にみられた、成長率を取り戻そうなんて、旧態然の考えを持っている人いるわけはないでしょうね?
Low road capitalism を放置することで、助成 補助 支援 の効果を最大化させることが可能。さらにこれなら、大企業の利益率も最大化させることが可能で、税収は賃金上がらずとも増収する。

僕らは 過去30年踊り続けた ポンポコと

こうなると、政治と金 生活と金 は我々生活者にも日常なんですね
つまり、良いように 踊ったのは 私達 世界活社なんですよね
つまり、目先のお金で 舵を切りやすくなってしまった私達なのです

男女雇用機会均等 
女性の社会進出を可能にし、女性の自立をもたらし ダブルインカムの豊かな生活も演出しました。
その正しい側面の影で、やがて、豊かさなから現実変化が起き、共働きの常態化は、共働き前提の賃金構造となり、最初は、実力優先でプロパーより稼ぐ若い女性達の派遣採用は華やかに見られ、それが後に非正規雇用が、変化した形で常態化することに。

規制緩和
規制緩和は耳障りよくスタートしたが、この規制緩和により、競争の激化で価格競争、クオリティ低下、従事者の雇用環境の悪化、様々な弊害の発生、結果規制緩和後の違った業界規制も。

低金利政策
当初の経済刺激策は、終わりのない暗闇へ、企業活動は恩恵を受けたのかもしれないが、決定的なデフレの常態化を生み、最後まで出口戦略に移行できないまま、コストインフレが始まった、最悪の事態に。

これらにより、生活者の金に対する執着と枯渇感は極めて増大していいった、結果、格差の増大が生じ、ボリュームゾーンは極めて貧しく、それゆえに、この層は金に対して敏感に反応した。
かつて、高度経済成長を支えた当時のボリュームゾーン、当時は彼らが豊かになり、発生した大量消費が、この国の力だった。現代は、現在のボリュームゾーンが、文句も言わず低賃金で働いた事で、成長の無い延命を耐え、この層が過去とは違う意味で国を支えた。

だからこそ、この層の 金への枯渇感は強く、彼ら向けの政策は効果が大きいと考えられる。
今の 日本の人口ピラミッドは、40代から50代が中心になっていることから、今彼らの子どもたちは、大学生世代に近付いている。
そういうことかとも感じた。
人口ピラミットを観ると、今から20数年後に、アンバランスな危機的な分布にはなるのは確かだけれど

結論 政治は金 ではなく

今の社会では 人は お金 で動くのかもしれません
だからこそ 金  は モノ ヒト コト より強いのかもしれません

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