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スポーツ 大切なのは身体より頭の理解 ゴルフもそうだけれど、モーグルもね・・


【モーグルと言う競技を見ていて思ったこと・・・】


五輪のモーグル競技にくぎ付けになっていた。思えば、 #里谷多英  さんが、でっかい #シングルコザック  で空に浮かんだのが24年前、当時私は既に33歳になろうとしてしていた、さらにさかのぼること、7年とか8年 の頃だったろうか、モーグルという言葉を知ったのは、#K2 が #エクストリームを発表したり#フロムAスキーチーム  がテレビで活躍している頃だった。モーグル板としてはやがて #マンバ  が発表され、1992年の五輪では、#エドガーガロスピロン が優勝 ダイナのアソートが注目されたり、#ジャンリュックブラッサールが、次世代を継いだ。僕らは、苗場のゲレンデの隅にエア-台をこしらえたり、#苗場第7コースのリフト下の常にある、うねったコブで飛んだりしていたころだ。まだエアー技には、立て回転系はなく、回ってもヘリ、それ以外は、ツイスター、スプレット、バックスクラッチャー、コザックの時代だった。僕らは、お遊びモーグラーなので、出れても、 #チャレンジカップ  でスタートしたはいいが、1エアでランディングをしくじり 修了! 
あの頃果敢にコブと取り組み、本を読み理論を学び、ビデオを見てはゲレンデで試す。基礎系の方々に、笑われても、パトロールに怒られても、くじけずに その後、スキー場にモーグルバーンが出来たことを考えれば夢のようで、当時は、色物、邪魔者、厄介者が我々、#草モーグラー だったんだ。

あの頃のお教えと言えば、今となっては笑うしかない、だって、まともなノウハウなんて、草モーグラーにまでは届かないのだから。

【教えの数々】

  1. コブの底を水が流れるよう進むんだ!   正直?

  2. エア は棒で出てあげて 出た後で技を パッ! パッ! とかける

  3. 着地はコブの頂点です 上空で着地点を決めて点で降りろ!

  4. 重心は、スキーのセンターでプロペラを回すようにターン

  5. 総てを決めるのはポールワーク

  6. ポールの長さは通常より20cm短く・・ 

  7. 吸収動作は大切だけど、猫背は怪我のもと

  8. 手は肩幅、体の正面

  9. コンタクト後はトップを落とし込め!

などなどで、結構抽象的な教えばかり
なので、この教えを頭に入れて、ビデを観まくるわけ
この時代で言えば、それこそビデオが擦り切れるまで見るという感じだ。

エドガ・グロスピロン の滑り そして ジャンリュックブラッサールのそれ、当時のモーグル最高峰だった。その中で、僕が最も素晴らしいと感じていたのが、#セルゲイシュプレツォフ のターンだった。とにかく、ポールワークが美しい、着いたポールが手首の返しとともに後方から前方へとループを描き、再び設置するこのオルタネーティブな動きは、見ていてため息が出るほどだった。

【コブ斜面の滑りは理屈が大事】

ひとたびコブバーンに飛び込めば、何となく滑れるという事は絶対に無い、絶対とは言えないのかもしれない、類まれな才能の持ち主ならば、あっさりクリアするかもしれないから。
けれど、モーグルラインを一直線に滑り降りには、それなりの鍛錬が必要になる、吸収動作と雪面抵抗によるスピードコントロール次第で、飛ばされたり、転倒したり、大きくコースアウトしたりと、失敗例にはこまらない。ただ、サーフィンでパーリングが初心者に目立つのと同じで、モーグルラインからのワイプアウトしてしまうのには、それなりの理屈はあるわけです。

  1. 身体が固まる、コブを前にして身構えるから吸収動作が出来ず弾け飛ぶ

  2. 上半身が下半身と同じ方向を向いてしまうと、もう戻れません

  3. つま先が上がると弾かれます アクセルを踏み込む動きが必要です

  4. ポールを着いた手が体の横に動くのはNG 手は身体の正面にキープ

これらに気を付けるだけで、ワイプアウトは減ります。
さらに、大事な事があります。

  1. モーグラーは滑り始める前にゴルファーの様にラインを描きます

  2. 書いたラインを辿りますが、目線は3つ先のコブを見ます

心がけることは、それほど多くないのです、だって、コブ斜面に入ってしまえば、後はもう体の反応に委ねるしかないのも事実ですから。だからこそ、滑っていない時の思考がとても大切なのですよね、これゴルフと全く一緒です。ゴルフの動きは一見シンプルですが、分解すると、実に様々な要素が凝縮されていて、本当に忙しい、だから、ゴルフも頭で徹底的に整理整頓して体に覚えこませるのです。

【整地でクイックターンを徹底的に練習する】


本当は、これにまさる練習は無いと思うのです。ゴルフで言えば素振りみたいなものですね・・・ でも、スキーは仲間と行く場合が多いので、どうしても整地のトレーニングに専念するのは難しい? 特にモーグラー志向の仲間と行けば、やれ、コブ斜面に1日中へばりつくなんて当然のことでしょうから、難しい・・ なら思い切って、皆様にお断りして、数時間トレーニングするのも大事です。泊りなら、コブはナイターと決めて、日中は整地トレーニングというのも絶対ありです。
#整地トレーニング

  1. スキーのセンターに絶えず乗りつつける

  2. 手は身体の正面であまり動かさない手首でポールワーク

  3. ターンの終わりはすでに次ターンのはじまり

  4. 音を聞いて シュッ・シュッ・シュッ・シュッ ちゃんとカウントして♫

  5. 絶対に力で回さず、クイックでもきちんと抜重 すること

  6. 抜重する場合は、遠心力で切り替えで板が浮くのもアリです!

これを、1秒づつ片側から1秒で左右とテンポをあげて、さらにクイックターンまでもっていければ最高です。

Point この時そこには現実には無いコブをイメージできれば最高です

【コブ斜面で整地と異なる動きはここ】

いよいよコブ斜面に来ても、整地でクイックターンが出来ていれば、そんなに慌てない、ただ、コブには道があり、滑り方で道が変わるので、道は徹底的に意識しましょう。整地のトレーニングで鍛えた、ターンをコブ斜面のどこに置き換えるのか、タイミングも大事で、コブの道と、自分のターンを合わせる必要があります。そのきもこそがココ! です。

  1. ターンは、自分が思っている以上にスキーを振らないターンに徹する

  2. 速度には必要以上にはビビらないためにも、適度な傾斜地のコブで

  3. ラインは意識して直線的に、そうしないとモーグルラインにはならない

そのうえで
身体の左側にあるコブをターンする時の動きです!!!
Point ポールをコブの山頂近くについたら、コブへのコンタクトは、ボトムではなく、中腹になります。この時スキーのトップはフォールラインの右側を指しています。中腹のにコンタクトしたら、そこで吸収動作して直ぐに立ち上がるのですが、立ち上がるのは、コブの裏側に向けてスキーのトップを突き刺すように一気に落とし込みます。イメージ的には、 #バックスクラッチャー  のようにトップを真下に落とす!!
この時が抜重と小さな切り返しが行われるわけです。
トップは僅かにフォールラインの左側を指します。
この時、ポールを刺した側の脇が開かないように手を正面にキープ、身体の正面は絶対にフォールラインへ正面から動かない、スキーのトップが僅かに右向きなので、カウンターの動きとして左肩をフォールラインに向けて、上体が回り込むのを防ぎます。
そのままの姿勢をキープして、スキーのセンターに乗ったまま、身体は次のコブへと既に向かっていますので、次に行うのは、右側のコブの頂上あたりにポールを指したら。間髪入れずに訪れるコンタクトに合わせて、吸収したら、一気にトップを落とし込みながらの小さなターン、エッジを切り替える程度のターンです。

これの繰り返しです

【動画ではわからない動き】

大事な動きが、実はブーツの中に
それは、足首の動きです。
吸収動作でスピードを落とすためには雪面コンタクトを強く行う必要があるのです。その時、膝はモーグル独特の動きで深く折れますね。
この時、足首は膝が前に出て、つま先が上がり、アキレス腱が伸びた形になります。これは意識して雪面コンタクトを行うようにすべきだと思います。そして、トップを落とし込むときには真逆の動きになるのです。
この足首の動きこそが、モーグラーの動きだと私は感じています。

スノボもいいけれど、ぜひ チャレンジしてください!

Old man , Are you also a mogler

No, I'm just a garbage collector

角皆優人 さん といえば
私が始めたころには、教本と言えばこの方のものだった
モーグル第一人者としても
この方の本で、モーグルを知った





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