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少しだけのゴルフ 【 Pitfalls 】落とし穴 Chone's Method

昨日のこと、息子と久しぶりにレンジに出かけた。

高校時代、ゴルフ部で連日のようにボールを打ち続けた息子が、引退を期に、打つ場所が亡くなったことから、次なる場所を考えなければという感じでははる。大学、体育会でゴルフとなれば、それはそれ、様々な覚悟がいる。ま、それはおいておいて、彼の打つ球筋を見ていた、ずいぶん成長したものだと思う。

タイト CB ロフトなりの距離をきちんとキャリーさせていく、ノーマルのロフト(今や何度がノーマルなのかも解らないが)ながら、飛距離はもとより、止まるであろうボール弾道だ。まあ、それにしても、同じクラブでも随分、そこから放たれるボールには特徴があるものだ。#ドロー #フェード #スライス #フック #低弾道 #高弾道  最初から極めて高い放物線を描くもの、捲れ上がる弾道 本当に、同じクラブを使っているのかと思わずにはいられないほどに多彩な球。腕と道具によるところが大きいが、これは腕前以前に、打つ人の癖と言うものもある。そこに時として謎が見える。ドライバーのHS(ヘッドスピード)が、42くらいなのに、ノーマルのロフトの #マッスルバック  7番でキャリー160越え、それも、高さも充分に出ている。これ、実は中空です!みたいなン露骨な落ちはなく、あくまで普通のマッスルでこの数字だから、もはや理由が見えない。逆に、ドライバーは300Y打てるのに、アイアンは極端に飛距離が出ない、という方もいる、ミスヒットなら、そんなことは当然起きるが、キチンと芯を食って、なおかつ飛ばないというありさまだ。これは、飛ばないNGと考えるのか、それとも、正確に毎回短めであるならば、それの距離を自分の距離にしてプレーを組み立てるという考えもある。むしら、闇雲にドライバーならいざ知らず、ミドルアイアンよりも短いクラブで、飛距離を競う必要などない、これにより、飛んで止まらないアイアンでゴルフする方が間違いだと私はン強く言いたい。とはいうものの、例えば、インパクトロフトが寝て入るなどの、あまり良くない理由で飛ばないのなら、これはロフトなりに打てるようにするのも一つだとは思う。正しいスイングで、正しい飛距離が打ち分けられるのであれば、それが一番なのだから。

そこで、#ゴルフ力 が問われるのだと考える。ゴルフ力で最も大切なものは何か? そう考えた時に、僕は絶対にスピードだと思う。 スピード? と思う方は多かっただろう。 そう、スピードです。 私の言うスピードは、ヘッドスピード でも #ボール初速  でもなければ、打つまでのスピードでもない。ここでいうスピードとは、コンピューターでいうなれば、CPU  みたいなものでしょうか? 様々なデーターを論理的に並べて、順番に計算をして、結論に導く作業を担う、この時間です。つまり、ティーショットでプッシュが出たとします。ショットして、打球を目で追いながら、「あーーー右だぁーOB 今日もダメカァー」と声を上げて騒ぐという反応をするのか? そんな、ものにはエネルギーを使わず、表情一つ変えず、淡々と、ティーを離れ、最後に暫定級を打つ上で、数秒前に自分がしたスゥイングの解析を、どこまで正確に出来るか、このスピードのことです。同伴競技者が、次々ティーショットを打ち終え、再び自分がティーに立つとき、プッシュの原因が、どこまで解析できるか、次打で、それだけ右を消せるか が結論として何をすべきかを理解するスピードです。かりに、きちんと分析して、あっ! これだからプッシュしたのかもしれない・・・ などと 帰りの車で思いつき、翌日練習場に行って、ミスの再現すら出来ない人が、どれだけ居るかということです。しまいには、本屋で、プッシュ撲滅 などとタイトルにひかれて書籍購入 プッシュの理由は、複合的だから、鵜呑みにしても治らないことさえ気づかないのです。現実には、感覚を研ぎ澄ます事が求められます。インパクト時のフェイス向き、インパクト時に何処に当たったのか、インパクト前後の軌道は。と言うように、お前は#トラックマン か?と言われそうな要素が必要になるのですが、それでも、体が早く開きすぎてプッシュしたとか。手元が浮いてプッシュしたとか、解るようになればしめたものです。体が早く開き過ぎた とこれを嫌って、下半身を固定して、上体で振れば、完全な手打になります。これでは、飛距離は出ず、引っ掛けます。だから、原因と対処は違うことも知らねばならないのです。下半身がパッカーンと開いても、バシッと打つためにはどうすればいいか。腕とグリップが胸の前をキープしているかぎり、下半身は飛球方向を向いていても、振り遅れないことを知る。振り遅れるのは、手元が胸の正面から送れるからだのです。下半身が切れて、胸が正面に来ても、手と、腕が 書き方悪いのですが、これが一番適格な表現なので敢えて空きます。 グリップした手が、両乳首の間に収まっていなければならないのです。そのためには、両肘も体の外側に行っては絶対にいけない、アドレスでもトップでも、インパクトもフォローもこの関係を外れてはいけないのです。さらに、ヘッドはどうかといえば、シンプルに、使い古された言い方でいえば、三角形のキープなのですが、トップは違うなどと、上げ足を取る人もいますので、この表現はしたくないので。両肩幅の延長線上に必ず位置しなくてはなりません。

この理屈を理解すれば、アドレス正面からの分解写真では見えない動きがあることに気づき、さらには、頭の天辺から見下ろす画像が見たくなります。

ショットした瞬間、自分の中で、頭の天辺から撮影したスロー動画が浮かび、ハイスピードカメラがとらえた、ボールとフェイスのコンタクト映像が処理されて、何がどうして、このショットという解析を、良い時も 悪い時も出来るようにすべきだと思うのです。

ヒントは、最初から右に飛びだすボールのインパクトでは、フェイスは右を見ている。最初から左に飛ぶボールのインパクトでは、フェイスは左を向いている。ドローフェイドを打ち分けるのは、フェイス向きではなく軌道だ。少し前までは違うと言われていた理論が、今は正しいとされている。

例えば、フェイスを目標に向けてい、インサイドアウトに振り抜けば、フック回転はするものの、右打ち出しでセンターに戻るドローにはならない。

例えば、フェイスを目標に向けて、カット軌道のアウトサイドインで振ればスタンスなりに飛び出してスライスする。

【では、今までの理論が正と思われた、大きな過ちの理由が見つかった】

池越えパー3 白ティ 145Yを想定する右から池が囲むアイランドに近いグリーンで、左は陸地なので、左はセーフ、こんなところは左からフェードが打ちたい。

★昔の教えでは、フェイドを打つ時にはこう教えてた。

①スタンスをオープン目にして

②フェイスは目標を向き

③スタンスなりに振り抜く

こうすれば、スイング軌道により、ボールは左に打ち出され、目標に向かいスライスする。とする昔の教え

こうなると、目標に対しては極端なカット軌道になり、おまけに、フェイスはスタンスに対しては向けてドン開き。これだと、ボールはスタンスより右に飛び出し右に曲がる。けれど、左が池で怖いので、無意識にスタンスは左寄りが強まる。クラブは本来捕まる7番 

結果、確かに右に打ち出され、目標に曲がる、教え通りだと、この理論を信じ切る成功体験になる。つまり理論の鵜呑み。

実はこんな事実が

1.右が怖いのでどうしても左に逃げる。かなり左を向いているので、実はフェイス向きに飛び出したにも関わらず、心持ち左打ち出しに見える。

2、捕まるクラブでフェイスが開いている分、捕まりが相殺され本来なら引っ掛ける軌道でもボールが上がる。

3.もちろん、球にはスライスがかかるので、右に曲がる。

結果オーライのフェードボールになりナイスオン、次回からは、極端に左目向いて、フェイス開いて自称フェードを打つようになるけれど、ドローは絶対に打てるようにならない。露理論だけを信じ込み、思いっきり右を向いて、フェイスをこれでもかと被せてしまい。ドローどころか、チーピンだらけ、軌道はインサイドでもないくせに、インサイドだと思い込み、自分は捕まったボールが打ててると勘違い。

そうです、これは罠なのです。



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