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NFTとは(α版)

第7回

第5回ではNFT売れたらいいなということで記事にしてみました。自分のNFTがうれるかどうか心もとないかもしれませんが、待っていても売れないことのほうがほとんどなので、SNSなどを利用して積極的にアピールしましょう!

NFTとは

NFTを出品してコレクターさんに購入していただくわけですが、NFTって実際はなんだろうと思ったりしませんか?今回は少しNFTにまつわる技術を書いてみることにします。

NFT最近流行ってるね、NFT高値で取引されたりして。何億とか何千万とか。新聞でも盛んに取り上げられています。なぜ注目されるようになってきたのでしょうか。

jpegのようなデータと何が違うの一緒の絵じゃないの?という声が多くあります。
jpegのようなデジタルデータは取り扱いが簡単なため、コピペで保存ができてしまったりします。そうなるとどれが誰のものかわからなくなってしまいます。コピペしたした人がこの作品は私が作成しましたと言って、元の作品よりずっと前の日時のタイムスタンプを設定するなどして自分のものにしてしまうことが可能、かもしれません。

クリエイターさんとしては頑張ってデジタル作品を仕上げてるのにどんどんコピーされてしまう問題が発生します。
例えば水彩で仕上がった絵を横でコピー機をかけられているようなものです。たまったものではありません。

それを解決するための技術がNFTなのです。

ブロックチェーン技術

NFTを知るうえで必要になる技術があります。取引履歴を残すブロックチェーンという技術です。ブロックチェーンといえば仮想通貨を想像するのですが、それは独立した技術となります。チケット販売や製造管理などに使用される可能性のある技術です。

ブロックチェーン技術をクリエイターさんの作品を守るためにも使用します。
例えば一枚の絵があります。絵の裏に、保有しているAさんが名前を書きます。”Aのもの”それをBさんに売却する取引が成立したので渡します。

仲介業者さんに渡して”Bのもの”に書き換えて渡すのですが、
渡した後”Cのもの”と書いてありました。改ざんです。取引履歴を証明するものがなければ、Cさんのものになってしまうかもしれません!

ですので、仲介業者さんは信用のおける人にする、途中で知らない人に書き換えられられないようにガードする、紛失しないか、取引する契約書が本物かどうか…気になって仕方がありません。

ということで、人を介すとどうしても改ざんされないと言い切れなくなります。人の手にわたる以上、巧妙に改ざん、コピーされるなどの可能性があります。特にネット社会では相手の姿が見えない場合がほとんどです。詐欺の類が対面に比べて格段に多くなります。

それを解決するのがブロックチェーン技術です。
先ほどの話の続きとして契約するときに絵を何人もの人(実際はコンピュータ)が見て記録します。
契約内容、データの番号、日時、保有者、それをどうやって手に入れてきたのか。移動したのは何回目なのかなど。

複数の人がそれぞれ同じ内容を記入したデータを持ちます(分散台帳)。すると改ざんしようと一人のデータを変えても、ほかの人は変わっていません。それが改ざんだとすぐに見抜かれます。そしてその作業をしてくれた人はボランティアではないので報酬を受け取ります(マイニング)。その取引したデータはある一定の長さでブロックにされ、つながれて(チェーン)取引され続けていきます。

取引が発生した時点で、監視しているコンピュータ全てを書き換えたりできれば改ざんは可能ですが、それは困難と考えられます。こうして、取引は無人で公正に行われていきます。

コンピューターが取引を記録するため、人の手を介さなくていいようになります。改ざんの機会がなくなりますし、煩わしい人的確認作業がなくなり短期間で取引させることができます。銀行で振り込みをするととても時間がかかりますが、HEXAで作品を送付するとすぐに相手に届きます。実際にHEXAでほかの人に作品をプレゼントしたらすぐに届きました。めちゃくちゃ速かったです。

スマートコントラクト技術

また、契約を自動的に行うスマートコントラクトという技術で、取引以外に追加で発生するルールを組み込めるようになります。例えばロイヤリティを設定していれば、2次流通しても発行者が事前に設定した割合で自動的に還元されるといった仕組みなどです。

今まではモノを売れば作者はそれで収入は終わりですが、これがあればどれだけ転売されても、一定の割合で収入が発生します。
将来有名になって作品がすごい値上がりしても、値上がりした分のロイヤリティが発生するため発行者は報われますね。HEXAで出品されるときはロイヤリティをしっかり設定してくださいね(10%まで)。

HEXAホームページでは自動販売機が例にあげられています。誰もいなくても自動的に販売、契約されるというところが重要ですね。

NFT技術

やっとNFTです。
デジタルデータにNFTという技術を使って、このデータが本物ですよという証明書のようなものを発行してデータをブロックチェーンに書き込みます。そこでそのデジタルアートは唯一無二の作品として流通させることができます。

Non-Fungible Token 非代替性トークン 
トークンとは証拠品、印、代用貨幣お金に代わるものという意味でつかわれることが多いと思います。トークンといえば仮想通貨がすぐに思い浮かぶ言葉ですね。

それとは別にFungible Token 代替性トークン お金はまさに交換できるものです。見た目は同じでもそのものが入れ替わっても同様の価値があります。仮想通貨もこれに当たります。

イーサリアムというプラットフォームがありその中にNFTを扱う規格があります(仮想通貨はether)。
仮想通貨は交換することができるから、通貨としての役割を果たす規格(ERC20など)となります(まだまだ果たしているとはいえませんが)。
デジタルアートに関しては替わってもらっては困るのです。ですのでERC721という規格で一度mint(デジタルアートをNFTにする)するとそこからは替わらないようにします。ですので、一度発行され、2次流通やプレゼントで次の所有者に渡ると元の所有者の手には残らなくなります。

それとは別の話ですが、気を付けないといけないのが、NFTを受け取ったからと言って何をしてもいいわけではありません。2次流通ではなく2次創作は勝手に行うことはいけないことになっています。

所有はできますが、著作権はNFTを発行した人にあります。他人の絵の内容を拝借して自分の作風としてしまうとあとあと困ることになります。
実際、モナリザを手に入れたからと言ってほっぺにぐりぐりを描いたりする人はいないと思います。

まとめ

NFTを構成する条件として主に
・ブロックチェーン技術
・スマートコントラクト技術
・NFT技術
があり、クリエイターさんの権利を守ることがよくわかります。

今回はややこしい話を書きましたが、そういうのがNFTなんだなぁと少しでも思っていただけると、ご自分の作品が唯一無二の存在になるのがどこか誇らしく見えますね。こういった技術があるため、クリエイターさんの権利が守られる可能性があると思っていただけたのなら今回の記事は大成功です。

NFT技術を書き始めるとそれこそ1冊の本と解説書が出来上がると思います。とても簡単に概略がわかるように書いていけたらなと思い、記事にしてみました。
専門家の方がこの記事を見られて(そんなことがあるのか)、ご指摘ございましたらいつでもDMいただけたらと思います。都度更新訂正させていただきます。

今回のヘッダ

今回はとてもかわいい作品を出品されている、
せとみなみ(@seto_minami)さんです。
一生懸命NFTを制作していると、朝になってる!!!みたいなことはありませんか?まさにそれを書き上げた2枚の作品です。女の子はできあがったNFTが流通して、たくさん売れて有名になった夢を見ているのでしょうか。
現在、@HEXANFTでは売り切れちゃってますが、出品される意欲があることをお聞きいたしております。
私のツイッターのアイコンにもしているクリエイターさんでずっとお気に入りなのです。ぜひ応援おねがいいたします。

@HEXANFT :NFTマーケットプレイス


では次回もよろしくお願いいたします。

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