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心の筋トレで子育てを乗り切る#4

心に刺さってしまう他人の言葉

他人とお話しているとき、ふいに言われた言葉がグサッと心に刺さることはありませんか。自分のことならまだ平常心が保てても、子どものことになると、グサグサ刺さってしまう、そんな方も多いのではないでしょうか。今回は、刺さってもその棘を溶かし心に平穏を与える方法を、一緒に考えられればと思います!

筆者のモヤモヤ経験(早生まれの息子)


『早生まれでも大丈夫!#1』での記事でも書きましたが、私には生粋の早生まれの息子がおり案じていました。そんなある日、息子がプレスクールに入園することになり、入園前の説明会で、4月生まれのお子さんをもつママさんとお話ししました。すると、「うちは1番上のクラスです。早生まれでイヤイヤ期と入園が重なると大変ですね」と・・・。
4-  7月生まれ:クラス3
8-11月生まれ:クラス2
12-3月生まれ:クラス1
というクラス番号なので、「上」という表現に違和感を覚え、”早生まれは下ということ?”とモヤモヤしたことがありました。

相手に悪意があるか否かは重要ではない


グサッと刺さった相手の言葉について考えるとき、人はよく”許す””許さない”という2つの結論を出すことを前提に、”悪意があったか否か”で判断をしようとしがちです。私は、この考え方はできれば避けたほうが良いと考えます。なぜなら、相手に悪意があるかないかは、本人以外知り得ないからです。第三者に本心を確かめてもらい教えてもらったとしても、本人が本当のことを言っているかはわからないのです。第三者によって情報が捻じ曲げられることだってあるのですから。要するに、自分の中で発想を転換して解決できるようにすることが大切です。

そもそも悪意がないことが一番厄介


余談ですが、相手がたとえ悪意なく言葉を発していたとしても、好まないことを言う相手を受け入れるのは難しいのです。悪意がなかったとて相手から受けた棘は残ったままになるのです。また、悪意がない方は、むしろ、自分の発する言葉で相手を不快にさせるかもという視点はありません。気付いてもらう・変わってもらうことは期待できないのです。だからこそ、自分の中の発想を変えることが重要なのです。

違和感を覚えたら逆説を立てる


筆者の体験を例にすると”早生まれは大変”の逆説は、”遅生まれは大変ではない”となります。
その逆説こそ深堀するのです。本当に”遅生まれは大変ではないのか”というと、何月生まれの子どもでも、育てるには労力がかかります。そして、早生まれより成長が早くて当たり前という考えの中では、”早生まれの子よりできることが多くないといけない”ということになるのです。
あくまでも逆説なので早生まれの子よりできることが多くないといけない”はずがありません。でも、逆説を深堀することで、”相手もなんか大変そうだな”ということが見えてきましたよね。

フラットな気持ちとは


すべての物事は表と裏があります。子育ても同じです。私は、”相手の裏を探して優位にちましょう”とお奨めしているのではありません。相手の言葉を見えない”悪意”で判断するよりも、逆説的な考え方をすることで”子育ては誰しも労力がいる”と思える結果になるのです。その気持ちこそがまさに”フラットな気持ちで育児をする”ということになります。

心の筋トレとは

考え方というのは、その人の環境・バックボーンなど様々な要素で変わってきます。考え方をは1日で変わりません。意識して、意識して、いつのまにか考え方が変わるのです。いわば、筋トレと同じですね。ただ、心の筋トレする場面は、子育てをしているとたくさんありますよね。みんな頑張っています。大丈夫です!

最後に・・・

子育ては、子どものためにそりが合わない方ともお付き合いが必要な場合があります。別にそんな縁は切ってもよいのです。ただ、切りたいけれど子どものためにと思い、モヤモヤを抱える大人の気持ちが少しでも軽くなればと思います。






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