目の前に集中していく事から

（ある弁護士さんのコメントが記事にされていたものを読んで…）

そうなんだよねぇ…。
予測・憶測をしたら「（ここから暫くの間）外れる」ことで、”真に目の前を見る”という事に集中させられるかもしれないね…。

それは、”現場”を目にするという事、圧倒的に情報との差がある事などを、今あるこの現場から突き付けられることで、自分が観念していくというか、小さな自分が手放されて行くという様な、そんな状態ができてくるから、という事。

記憶を引き出し、頭に並べられたその事を持ち出し、「”ここ”という所から見えている事は今、これしかない」という目の前への集中。経験から範囲を広げて考えられる、「こうかもしれない」「この可能性は大いにある…」という事は想定していながら、それを捨てて”その中”に入っていく、「まずこの段階で見えるもの」という、”そこからのものの見方”を回想しての話。

今までの延長で予測・推測が成り立つのは、その経験の中での事だから。もし、私たち人が全く自覚を持たされない状態で、世界はしっかりと「変わっている」のだとしたら…、私達のそれは悉く外れる事になるのだろうと思う。

（だから、これを”逆”に活かすこと、その範囲はあるという事も同時に現わされているという事になる）

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無意識でやっている時、無意識にやっている事を意識的に行うと、とてもうまく行かなくなる…、そんな事は多いというか、そうなる。

無意識で行われていることを、この意識を持ってやろうとする事は非常に難しいことで。それがもし自分だけじゃなく、”互い”という人と人の関係においてだったら―――、チグハグでギクシャクしたものになる。

先日ふと、少し前の主人の、または私のことが浮かんできた。

（あれは、それぞれが互いに相手の事を色々と考えて行っていて、だけどそれは、今まで互いが当たり前に普通に、”無意識で”そうする関係になっている状態から意識的に”それを観ようとアナログな”状態があった。だからかえってぶつかったりギクシャクしたりしてそんな時期を過ごしていたんだ…）

自分の、きっと頭のどこかにはあったであろう情報と、目の前の現実の出来事が経験によって静かに結ばれた時だった。

頭で理解されている事／現実世界のできごと　が、
頭で理解されている事ー現実世界のできごと　に並ぶ両輪。

シーソーの状態からバランスする時。

ガチャガチャしている時は、誰にとっても心地の良い時間なんかじゃないね。そしてもし、そういう事が起きずに済んでいる事があるとしたら、もしかしたら「相手が吸収してくれているかもしれない」と、私は考えるのだけど…、だからと言って、その現場にある時、すぐに静かな思いになれるとは限らない。

多分、ここ何年もの間、こうして色々を書いている中で主人の話題・主人との会話のことなども書いていて、さも”私が導いている”ように見えると思うのだけど、「私が先に在り方を許してもらえてた」という考えは私の中にはある。

主人にはそういう考え・スタンスがあった訳じゃなく、”ただそうだった”というものだという事で大方合っている事も分かるのだけど、とにかく「”私”がその姿勢を貫ける時、必ずそうできる環境がある」という様に、私が感じているから。ある意味その在り方は、先に”導かれていた”とも後に考えたりもした。

それがどちらもが、相手の事を少し今までと違う見方をし、考えるようになると、自然と自身の在り方は相手に”違うように”映ってしまう。それによってテレコも起きたりと、そんな事も含めてギクシャクがあったりもする。だからその気配が関係の中にある時、片方は”動かない”選択をした方が関係性が上手くまとまったりする。

どちらも相手を思っているはずなのに、その考え方・在り方を工夫しようとしているだけなのに、アナログで動き出した途端にうまく行かなくなる…。動き出しの時は、そんな事が多くあり、”思い”はあまり表に出ない方がいい、そんな風に思う。

少し前に主人がドライバー仲間と食事をした時の話を聞いた時、本当に色々な家族の在り方があると思った。

愛人と一緒に生活をしていて、銀行カードは奥さんに渡し夫婦関係は続けているとか（笑）、風俗通いが好きなことは奥様には知られていて、「食事に行くなら子供もつれて行け」と、食事会すら疑われているご夫婦関係とか…、聞いていると笑ってしまうのだけど、色んな家庭があってそれでも成立している事の不思議さと、”そんなんでもやっぱり壊せないのだろうな…”と思うと、厄介な家族という繋がりも感じる。

このゴチャっとした諸々を片付けるのには時間も労力も要るので、投げてしまいたいし、放置したい。絡み方が複雑で、内輪で片づけることなんて考えられない…衝突する。

・・・、表に出ないことが”家庭”の中にみんなあるのだから厄介ね (;´･ω･)