音の跳ねかえり

”その場”に行くということ、数日の流れ（動き）を通して―――

そしてこの内側の、その場に会えたことによって、「外でのその場に行くこと」の意味も同じく観えてきた。

”そこへ行ってみる”というのは本当によく言われていること。現場に行かないと分からない、というのは散々聞くこと。それでもこれだけ”遠かった”。

その意味は、何か目的を持ってそこへ行くという事ではなく、”そこ”という場に行ってみて、”そこ”というそのものを感じ、”そこ”からこの自分の内側に繋がってくる、または内側から引っ張り出される”何か”の記憶と出会うということ。

こういう事だろうと、これらの流れから拾った。大きな収穫だった。

色んな理解、解釈がある。そういう事も理解している。だけど、自分の中が色々編まれた結果、今までのその言葉に含まれていたその意味もまた相変わらず在りながら、別の見え方が現れて自分の中で結ばれる。

その言葉・表現に含まれる意味が、自分の中で増えるということなんだね。

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その場に身を置いてみることで、自分の中にある、「自分では忘れているような」そんな記憶を引き出すことができるかもしれない。または、その場に感じるモノコトに、何か自分の中で思わぬ”反応”が出るかもしれない。そんな事のイメージがなされていた。

”場”というものは、言語で何かを伝えてくるものではない為、人の余計な所が働かないで済む。その空気（雰囲気）に感じるものからの繋がりを、自分の奥の方から引き出してくれる。そんな風に思ってメモしていた。

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外が反応しない（でいてくれる）というのは
完全な”お蔭様”状態

自分の跳ね返りがそのままに観えること
それによって自分がまた出せるということなど

外からの混線は少なくともなく、”自分の中の話”
ということだけが観えるはず

自分を卑下するのでなくその中を見つめる”だけ”
吐き出しによってそこから続く自分の経路が
ぼんやりと見えだす

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その時動いているのは、「この自分の心だけだ」ということを掴める状況が、外の動きがない”無反応”というもの。自分にとっての最高のチャンス。

それを結び、思い、考えて…と、動き続けているのはいつも自分の中だけということ。

外の動きが自分から見えない状況にあれば、新たな揺れを掴み続けることはなく、複雑にならないで済む。いつも動いてしまっているのは”自分だ”ということを掴むには、取り巻く世界がゴチャゴチャ動いている状態ではかき乱されるだけ。

外が静かであることは、自分の最高の味方である。

これは、何度も重ね重ね登場している「出力・入力」の目線が効いていて、一度フォーカスされたものは、それに紐づけ色々その様な事象を”見せて”くれるから集中する。

以下は私が感じたメモ

私はまったくの無意識で、そんなつもりもなくワンコのカットを感じたままに「”前半部分”が終わった、”後半部分”はまた後日…」と書いた。

その後、あちこちで”後半”などが目に入り、「あー、そうか。このあいだは”夏越の祓”の文字も見たから、ちょうど半年も終わりなんだ…」と、自分がラジオで書いたその文言を思い出す。

自分のキレイなやまびこ。無意識ー意識の切り替わりをそこに見、そして、自ー他間における、同じように働くやまびこ。

随分スッキリとした形で現れてきた。

タイミングは「合う」しかない。

この事を主人に話したら、「俗にいう”シンクロ”だよね」と言った。私はこの話を無意識に伝えていたので、その考えすらなかった。

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表現した言葉自体が同様に返ってきた、というのもあるのだけど、私の中ではどちらかというと無意識で出力しているそれが、他者の（無意識かもしれない）”出力”の形で発信されたそれをこの私が見、受け取る”入力”という形で還ってきたという風に感じていたもの。

これはあまりにもスッキリしていて空間を響きだけがポーンポーンと行き来したような感覚を持った。それをキレイと感じた。

今年も前半部分が丁度終わったタイミングだったと、入力時の”意識”が拾った。出力時はただ無意識に発信”出力”していたそれが、外を通して自分の中で結ばれている。

頻度の高まるシンクロは、目線の向きが「自分‐‐‐＞世界」となっているものが「自分＞‐‐‐＜世界」と変化し極端には「自分＝世界」というイメージがある。世界をイコールで観られる目線になどはそうそうなれないと私は思っているけれど、変化の順序イメージはそういう事と思う。

自分の目線が主にしていた事により、大きな世界は小さく見えて、それが少しずつ外の世界から受け取っていくことが多くなる事で、自分に見えてくる世界もきちんと広く見えてくる視界。

本当はそもそも端から「自分＝世界」。

無意識に書いたけども、”その目線にそうそうなれない”という傾きを”普通”と思っているわけで（笑）、でもそれが「変化のイメージ」という事も分かっているわけなので、その様になって行くだけなのだと思う。