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お散歩日記
空一面を覆う雲。
低く垂れ込める曇天。
それでも感覚は「気持ちがいい」と感じている。
目は新しい記憶と仲良く、以外の感覚は古いものとも繋がってくれる。これが心地良かった事もあったんだろう。深い所では、これが自分にとって心地良いんだろう。
目で見るものと、そこから感じるもの、そしてただ、そう思うもの。どこで処理されているのかしらね。
探して。探してみて。
理由が出て来なくなるまで。
雨上がり。ワン達はいつもとちがうニホイに、スンスンは活発になる。もの凄く嗅覚が忙しく働き、刺激が多いんだろう、と。
散々降った後は、少しゆっくり目に時間を取る事を心がける。
私は昔から湿度が高いのが嫌い。ジメジメに不快を感じるし、そう反応していた。
その後に誤りのセンサーも見つけ、”気温が高いだけで高湿度と反応する時がある”と、自分を少し修正。「そうじゃないかもしれない」、これを認識に加えた、だけ。
1陣目の時は湿度の高さを感じつつ、いつもより香り立つその中を、ワン達の喜びと共に歩いた。
雨の後、カエルたちが沢山飛び出してしまう季節は始まった。
あちこちに確認できる、生々しい臨終。
ワン達が踏まない様に気をつけながら歩く。
湿度を、温かさを感じていても、時折吹く風に冷たさもみえた。
「気持ちいいな…」
もう、こんな平たい言葉しか出せない。
たくさんの雨が色んな汚れを浄化する、というのは見えなくてもきっと、そうなんだろう。
雨降り後に元気に活動させてもらえるのは、自然の中に生きるモノとして、種別は関係ないんだろうね。
2陣目。
もう既に空気がカラッとし始めている。温かさも感じない。1陣でほんの少し温まった自分の体が、受ける風を丁度良く思っている。
気温もさっきより低く感じ、思ったより春を感じない気候だけど、薄着で歩いている時点で既に、春の中にいる事を忘れている。
空気がとにかく静かで落ち着く。
雲にウズを見ようと、いつもより空が低かろうと。
アマテラスが見えなくたって、心地良さはある。
「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!