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自分に合った対処

今日は、「境界線」の部分に触れていきたいと思います。

この主人の話を書いていく中で登場する観方に「気学」があります。私は西企画さんの独創的な気学の考え方を採用しているので、他とは少し解釈が異なるかもしれない事、更に、発行されている本やゆうきこよみを読んでの「私の解釈」なので、その辺りはザックリとみて頂けると助かります。


私は「経験する」という事にかなりのウェイトを置く二黒土星。自己探究がまだあまり進まない頃の私は、主人に対しても「同様」を求めていた、「何でも経験した方が良い」と。

とっても独特でかなり個性的な主人は一白水星。私と正反対も多く互いが互いに”理解不能”という時も経て、私の中にしっかりと新たな概念が生まれた…、「この人は周囲と違っていい人なんだ。皆と全然違ってて良い、それがこの人の際立つ個性なんだ」とやっと理解した。


そんな事が大前提にあって、そこからは私と主人の考え方・歩み方・学び方…、何に於いても「別個」になった。私は自分がしてきた経験から多く見える事で主人に口出しをしない様に、主人が出来るだけ思うままに口から言葉が出てくる様に、そこは私側の努力する所だった。

私が口出しをする事が”余計な事”になってしまうという段階、主人は自分自身への癒しなどを経て、少しずつ自分の思っている事を素直に吐き出していく段階。これは主人が、幼少の経験からその様な行動がとれなくなっている事が分かっていたからだった。


色々を不満に思う主人は、元々非常に愚痴・文句が多く、目に余る時には言葉でそれを止めてしまう事は時々した。その不満の元は”出来事”が直接の種ではないから、大分時間もかかってきたけども、それには「付き合っていく」と、私自身が決めた事。必要なタイミングでだけ、その時に合う言葉を少しだけ伝えた。

基本は「本人次第」だから、私が口を出す必要もなく、主人がただ何か自分の興味が湧く事を基本に、私がやってきた「良いと思われる事」でなく、「主人がそう思う事」という事が、主人らしさになっていく、という構えだった。


暫くずっと、そんな調子で良かった。

数年前からの手荒れが酷くなり、手湿疹(主婦湿疹)の診断を受け、皮膚科へ通院もしてきた。

薬をもらえば症状は治まる、使用しなければまたぶり返す…、「根本治療になっていない」ものは、いくら継続しても治らない事に気づいた主人は通院を止めた。


自分で「あれが良いのかな」「これやってみようかな」とネットで調べ実行を繰り返し、少しずつ快方には向かっていたので、それも私は殆ど口出しをしなかった。

ただ私にはそれを、”別目線”で視えるものがあり、それは伝えた。

『皮膚って。自分と外部との”境界”になる部分だよね。その皮膚に”炎症が起こる”という事は、内と外がかなり”差がある”という事になるよね。”自分”という人が凄く個性的な人だから難しいけど、そこを少し緩めたら良いかもしれないね…』

視えたままは伝えた。

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「そんなの、そこに着ければいいだけじゃん?別にどんな風にだって…」

先日の教習所での、教官からの指摘にそんな事を言っていた主人。その時正に”ソコ”という事に、主人も無意識では気付いていたと思う。

「だけど、そうしないといつまでたっても終わんない(笑)だからやるけど…」


今迄、本当にその様にしてこれた人。大家族の中でも頼られ、お山の大将で生きて来れた人。だけど、今回ばかりは”メッセンジャーの言う通り”を選択せざるを得ない(笑)外へ合わせる事などあまりなく、「自分の思い」以外に散々立腹し、不平不満を持ってきた主人の、完璧さゆえに向き合うべきコトが今ここで起きてくれていた。


『そこは工夫していく所だよね。Yさんは個性的でそれで良いんだもん。だけど、今回それは通用しないという事は、クリアすべき事象だから(*^^*) 社会とかいう”外側”も、少し自分の中に容れる事で、結果的に”個”の自分がまた立つ、という事なんだろうね』

そんなイメージのまま伝えてみた。


主人曰く。

「車に関しては”ルール”はきちんとしてるよ、オレ。だから、守らないヤツばっかりで頭来るんだから。守っていれば腹立つ事なんてない…」

結構な完璧主義、自分がキチッとすればする程、そこから外れるモノが目立ってしまう…イラ立つ。主人の個性の一つ、狭い範囲への集中(鋭さ)と社会における多様性(広範囲)は相反するもので、主人にとってはストレスも多いだろう、と想像は容易い事だった。

その境界を担う「皮膚」が温度差とでもいう様に”炎症”を起す…、ある一面ではその様に感じていた。(手入れの継続もあり、以前よりは全然状態が良い)


『(ここ、ここを柔軟に切り抜けていけば…)』

個という自分であって全然良かった。これからだって勿論それで良い。

ただ、状況によっては個という自分を緩め、または「抜いてしまって」、いっその事広い世界に浸かる時があってもまた「平気」なんだと、自分はそんな頑なにいつも自分を守らなくても平気なんだよ、という事に自然と溶け込んで行ったらいいなぁ、と思う。


一白水星の主人。
それが、あなたがあなたである事に、非常に大切で重要な”氣”に触れる事になる。

この肉体の「皮膚」を境界にせず、拡大させて皮膚から(外へ向けて)距離を取るイメージ。いつもの在り方と逆で「氣」を大きくさせて対処するという事が私の中でイメージされていた。

・・・。

まったく意図せず書いていた。
太字。これが主人の「自分というモノ自体の拡大」という風に、最後の文言へ繋がっている事が分かった。

(集中したいつもの自分の中に”容れる”でなく、大きくした”自分の中に”今までの自分がある状態の事)

「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!