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枠の内側と外の世界

「野菜、野菜が良いですよ~(肉じゃなくてね)・・・」

先日行った、DRT整体の先生。

いつも定期的(不定期)に私は行っているのだけど、先生の話す内容を「あー、そうですかぁ」と言いながら、”先生はそう思ってるんだぁ”と聞いている。肉、野菜。両方、それぞれに推す考えがある事は世の中を見れば判るから。

昔より大分食べなくなったとはいえ、私は肉(牛)が好きだし、野菜も好き。かと言ってそんなに集中して食べることはなく、「あれを食べてないな…」と思えば一週間のメニューに入れるし、そうやって適当に回す。料理も大して詳しくない。

だけど、これも以前書いたのだけども、好きでもない食材が”食べたくなる”という現象が私にはあって、その時は「身体が欲しがってるんだろう」という感覚で食べたりする。以前の例では”玉ねぎ”だった。最近は殆どないけど。

玉ねぎが好きな訳じゃまったくないし、でも”食べたい”と思うのだから食べる…、自分にオヌヌメされているんだろうよね。


つい先週のこと。(天ぷらに付いていて、放置していた小袋)藻塩が目に入った途端、「ご飯にかけて食べたい」と思った。とても”おいしい”事が、この脳内で再生されていた。

全てではなくほんの少しかけて食べて満足、残りはその日の昼食時に焼いた豚肉の味付けに使った。肉を食べる味付けに”塩コショウ”がさっぱりして美味しいと分かったのもつい昨年の話だったと思う。

常用している荒塩を使うのはこの時くらいしかない位、私は殆ど塩を使わない(食べない)。他の味でカバーされている所に足す気になれないものだから。

だけど、”塩が食べたい”という思いがあった時にやはり、「必要な状態があるな…」と感じた。だから食べればとてもおいしい。おいしいものを食べておいしいのは普通の事で、私の目安は、好きでもない・普段全く食べない物、という所にそう感じていること。


ちょっと古い話になると、数か月前(?)、炊き立てのご飯に味噌をつけて食べたいと思った。

その日は昼食が遅かったなどして、夜は食べない方向だったのだけど(多分)、遅くなってお腹が空いた時、その形で少し食べたいと思った…、人生で初めての事。私はあまり味噌を食べない。

味噌汁はかなり気が向いた時にしか食べず、スープが大好き。味噌があまり好きとは言えない私を知る主人は、”ご飯につけて食べる”と言った時、かなり驚いていた(笑)


考えるでもなく「ただそれをするのが当然」という状態がたまに飛び出してくる時、自覚の範囲を超えて、必要な状態、それを取り込みたい状態(状況)が、その時の自分にはあるのだろう、と考える。もちろん理由は分からない、だって好きでもないものを”食べたい”とただ思うのだから。

好きでないというものだから食べられる、ということは言えて、”嫌い・食べられない”物ではないということ。きゅうりに味噌をつけて食べる時もあるし、「それが美味しい」と思う食べ方は、自分の中でパターンになっている所がある。味噌汁などが好きな主人はこの食べ方は逆に”できない”という。それぞれが好きな形で取り込んでいるように思う。


そんなこんなを考えると、”必要な状態がある”と表現しているのは、後からの認識であって、それまでに、その状態になるまでいつまでも”そのまま”だったから、食べたいと湧いてくれたんだと。身体側の、自分で拾い切れていない気づかない状態を、そんな素直な形で情報として寄越してくれている、そんな風に言えるかと思った。

カラダの声を聴く。

これは、そんな表現の一部だと思うのだけど、私は特にそれを意識している事もないのだけど、なんとなくはメニュー的に適当に回している中で、やはり何か抜け落ち、それでも気づいていない、または特に消耗が激しくなって”今欲しい”ような状態があったとか、とにかく摂取したいのであれば、そうすることへのヒントだと思う。


ただ、非常に長く、無性に無限に…ということは通常はない訳で、その時それは別の見方をすることが大切だろうと思う。

結局、至る所で起きていること”現場”というものは無視せずに、ヒントにすることで私たち人間はそれによって学ぶ。その学習を自分の中のサイクルとして循環させることで自分のパターンが少し見えやすくなったり、掴みやすくなるのだと思う。

自分の認識”外”の、「外から来るもの」は、自身が掴みきれないものの表れとも言えるし、掴めない殆どすべての事のうち一部のみをこの自分は”分かっている”という認識とも書ける。

表現はどちらからでも可能。

自分と、まだこれから捉えて行くことのできる大きな”自分”=世界と。”分かる”範囲に留めなければ、本来の”自分”になって行くのだと理屈は知っていても、それの実行があるかどうかは、はっきりとした分かれ目。

だから時間をかけて、少しでもひとつでも。リミットは人生の限り。

「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!