それでも合唱が好き

合唱が好きだ。
音楽をはじめたきっかけは小学4年生くらいまで遡るけれど、ここではその話はしない。

今は大学のサークルと合唱団あるを掛け持ちしている。週4で合唱をしている。それほどまでに、合唱が好きだ。

なぜだろう。ふと思った。

自分は合唱のなかにあっても、いつも不完全だ。それは、音がとれない焦燥だったり、淡々と歌詞をなぞることしかできない無力感だったり、テンポが狂う落胆だったりする。

そうした私を含む合唱もまた、いつも不完全だ。毎日が新しい発見に満ちている。完璧な合唱があるのだとすれば、それはつまらないのだろうか。不完全性があの熱狂を生むのか。

個の責任と集団の調和のはざまにあって、
合唱は自省の時間の集合体なのかもしれない。

そんな合唱が好きだ。

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