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新・大学でなにを学ぶか

"大学での学びは『探究すること』だと言いました。その探究のために大切なことを書いておきたいと思います。それは『行動すること』と『耳を傾けること』です"2020年発刊の本書は、13人の教員たちによる言葉が響く一冊。

個人的にはメタバース発で芸大設立を準備していることから参考に手にとりました。

さて、そんな本書は東京工業大学"人間を自由にする技"リベラルアーツ研究教育院で教える13人それぞれが大学での学びについて。

池上彰は『何を学ぶか?まず問いを立てられるようになってほしい』國分功一郎は『問いを発する存在になれ』伊藤亜紗は特に女子学生に向けて『他人が"どう感じているか"想像すること』磯﨑憲一郎は『小説をちゃんと読むこと』中島岳志は『解ることより、解らないことを大切に』西田亮介は『試行錯誤のなかでの学び』中野民生は『旅には必ず何かある』木山ロリンダは『アメリカの大学との比較』山崎太郎は『読書の効用について』林直亭は『身体を理解しておくこと』室田真男は『リーダーシップについて』多久和理実は『入り口は嘘でもいい』弓山達也は『答えがないから一緒に考えよう』と、まあ自由に語っているのですが。

まさに、13人の言葉に『耳を傾けて』自分が何を感じ『行動するのか』あらためて考えさせられました。

また中では、個人的に読書会も何年も主宰している事から。13人の中では磯﨑憲一郎、山崎太郎の小説や読書に対する言葉は強く共感しました。

リベラルアーツに関心ある方はもちろん、情報が溢れ、変化が激しい時代に『学び』について考えている人にもオススメ。

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