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2025年を制覇する破壊的企業

"本書では、旧態依然の企業はGAFAに淘汰されると、読者を煽ったような表現にあえてしましたが、本心としては旧態依然の会社にも、本書で紹介しているGAFAのテクノロジーやトレンドを取り入れ、変わってほしいと思います。"2020年発刊の本書は数年後を具体的に読み解く未来予測書。

個人的にGAFAのサービスを何かと使用している事もあり、本書を手にとりました。

さて、そんな本書は銀行やグーグルを経て、現在はベンチャーキャピタルでインダストリーパートナーをしつつ、大学でも『フィンテック』や『人工知能』を専門に教えている著者が、店頭に並ぶ未来予測書の多くが『そのビジネスやテクノロジーは、本当に人々に浸透するか(儲かるか)?』といった視点が欠けていると感じ執筆したもので。第一部ではGAFAを含む世界に大きな影響力を持つ11社が【どのような思惑を持ち、動いているか】そして、そこから実現するであろう2025年の姿を紹介。その上で第二部では、旧来の企業やビジネスパーソンが【どうしたら生き抜くことができるか】を考察、提案する。という二部構成になっているのですが。

まず、シリコンバレーにも自身の拠点があり、テクノロジーに詳しい著者による『GAFAと界隈のベンチャーの動き、特に【GAFAですら持っていない新たなテクノロジーを生み出している企業の動向を追う】のは(未来予測における)世界の常識です』という言葉は、2023年末と、2025年まで残り1年ちょっととなる中でも納得する部分がありました。

また、複合的なビッグデータの活用により新たなコングロマリット化が進む中、本書で【個人として生き抜くための必須スキル】と提案している『英語・ファイナンス、データサイエンス、プログラミング、ビジネスモデルが読める』の5つに関しても危機感を煽られる部分がありました。

テクノロジーがビジネスに与える影響について。具体的、明確に知りたい全てのビジネスパーソンにオススメ。

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