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いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

"こつこつ貯めてきた給料だけでは、旅行すら満足にできない厳しい老後が待っています。それならば会社を買って、サラリーマンとして培った能力をフルに発揮してみるべきです"2023年発刊の本書は『人生の選択肢の1つ』に、マイクロM&A、資本家への道を加えることを提案する良書。

個人的には主宰する読書会ですすめられて手にとりました。

さて、そんな本書は『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』シリーズがベストセラーになり、現在はオンラインサロン(経営塾)『サラ3』を主宰している著者が、人生100年時代。長引く経済の低迷、少子高齢化で手詰まり感のある日本で『年金や貯蓄を切り崩す不安な生活』をおくるより、300万円を投資して会社を『作る』より『買い』資本家として充実した人生を過ごすことを、全7章仕立てで、特に大手や中堅企業に勤めつも『自信を失った』サラリーマンを対象に向けて提案しているのですが。

もう随分前になるが、企業のM&Aに少し関わってきた私としては、まず企業買収という選択肢が300万円で選べる環境が(経営者の高齢化も追い風に)これほどオープンに、そして整ってきている現状を知って驚きました。

また前述したように本書は主に中堅サラリーマン、特に社内のエリートコースを外れて自信を失ったサラリーマン向けにエールをおくるような内容になっていますが。"いますぐ"と安易に飛び込む必要はないとはいえ、車一台を購入するくらいのお金で『会社を買って経営者になれる』イメージを伝えてくれているのは良いなと感じました。

全てのビジネスパーソンに。また老後の生活に不安ばかり覚えている方にもオススメ。

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