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ネット情報におぼれない学び方

"自分なりの知識体系と、それを日々アップデートする『知的成長の仕組み』を身につけることができれば、たとえば経済的に恵まれていなくとも、独学によって進むべき道を切り拓いていくことも可能です"2023年発刊の本書はSNS時代に『確かな情報源、道標』を探している方全てに向けた良書。

個人的にはメタバース芸大を運営する立場として、新入生にオススメするテキストを探す中で手にとりました。

さて、そんな本書は図書館司書、また"情報の信頼性を見抜く能力"『情報リテラシー』研究者でもある著者がリテラシーを身につけ【自分なりの知識体系】を育てることが出来れようになれば【生まれや育ちなどの運命的な要素さえも『好天的に』『自力で』覆すことができ】知的好奇心を持って豊かにいきることができる。と、7章構成で情報リテラシーを身につけるための重要なポイント『確かな情報を探し集め』それによって『幅広い知識体系を育てる』ことの2つに最も重点を置きつつ、その応用編『自分が探究したい課題(テーマ)を見つけ』『解決策(アイデア)を考え出し』『言葉や文章でアイデアを人に伝える』ことまで。知的生産に役立つ技術をわかりやすく伝えてくれているわけですが。

2024年現在、特にコロナ禍で痛切に感じた『確かな情報源』に触れる大切さを読みながら思い出しながら"万里の長城は宇宙から見えないのか!"とか"人という字の成り立ちってそうなの?"と自身の鵜呑みにしてた先入観を深く反省したり。

また、どうしてもスマホばかり触っている時間が多い私なのですが。本書を読んで、デトックス的にも図書館をもっと活用しよう、大事に利用させてもらおう。そんな事もあらためて。

SNSで飛び交う罵詈雑言に危うさを覚えている誰か、また"ちゃんと学びたい"全ての方にオススメ。

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