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君と宇宙を歩くために(2)

"当てずっぽうの20点よりも 内容を理解している10点の方がすごいんだよ だから今日の君はとてもすごい それと 頑張るって決めて その一歩目を踏み出そうとする人は もっとすごい"2024年発刊の本書はマンガ大賞受賞作。不器用な2人が、それでも楽しく生きようと奮闘していく物語、第ニ弾。

個人的には一巻も面白かったので、引き続き2巻目の本書も手にとりました。

さて、そんな本書はマンガを描いているときの「泥の中を犬がわーってやってるイメージ」を表現したというペンネームもユニークな著者による作品で、本書では主人公のヤンキー高校生の小林、変わり者の転校生の宇野。そんな2人が入部した天文部での活動、そして(小林の前に)立ちはだかる大ボス『期末試験』に挑む様子が丁寧に描かれているのですが。

引き続き“普通”ができない、それを自覚してもちゃんとプライドを持って日常を過ごしている宇野、そして影響を受けてダサくてもちょっとずつ変わろうとする小林。二人に共感できて、とても良かった。

また、あくまで個人的ですが。私自身が元天文部なので、主人公たちの様子、なかでも小林の純粋な感受性には想起させる記憶があって、微笑ましかったです。

優れたマンガ作品として、また丁寧に登場人物が成長していく学園マンガが好きな方にもオススメ。

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