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テレキャスタービーボーイ

"僕が書けるのは、周りに流されない強さでも、僕らは特別だからと見ないフリをすることでもない。みんな生き辛いんだ。痛くて苦しくて。それでも、こんな世界にも、確かな暖かさはある"2024年発刊の本書はボカロPの著者長編デビュー作、人気楽曲を小説化した一冊。

個人的に帯にひかれて、手にとってみました。

そんな本書はボカロP、シンガーソングライターである著者のYouTubeで4446万回以上再生されている2019年発表、YouTubeで4446万回以上再生されている楽曲「テレキャスタービーボーイ」(2023年11月現在)を本人の手で小説化したもので、軽音部に所属する周囲の環境にうまく馴染めず、目標も定まらない自分自身にモヤモヤを感じている高校生の風間楓月が、ある日、好きなバンドのライブに初めて参加したところで、姉の友人である花山飛鳥と出会い意気投合、バンド活動を始めるわけですが。

まず、もとになった楽曲を知らずに読んだのですが。バンド活動を始めるも、様々な障害が立ちはだかる展開はお約束ではあってもやはり良い。とページをめくる手が止まりませんでした。

また、イラストレーター、動画クリエイターのcoalowl(コールアウル)による、どこか懐かしさを感じさせつつもエモいイラストも素晴らしい。

楽曲のファンはもちろん、バンド物語が好きな方にオススメ。

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