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魚ビジネス

"本書では、魚にまつわるビジネスを全体的に取り上げ、みなさまにその世界観や大事な考え方、ちょっとした話題、明日使える豆知識などをお伝えしていきます"2023年発刊の本書は現場感覚豊かな著者による"楽しく読める"魚の教養、良書。

個人的に割と魚好き(専ら食べる方ですが)な事から本書を手にとりました。

さて、そんな本書は新潟の漁師家庭で育ち、東京海洋大学を出たあと『さかなの会』という魚好きコミュニティを運営しながら、ふるさと納税のコンテンツやドラマの監修も手がけている著者が"寿司から学ぶ魚ビジネスの世界"と『魚ビジネス全体の世界観』に触れたあと、漁業や養殖、鮮度保持や水産加工、流通、小売店や飲食店と『魚に関わる世界について』そして最後は、これからお店にも並んでくるであろう培養魚肉を主な題材にして『これからの魚ビジネスについて』網羅的かつ中立的に、また身近な話題をモチーフに楽しく紹介してくれているわけですが。

まず、やはり。普段から家族とも話している『サンマは食べられなくなるのかな』とか『近大マグロって美味しいの?』『サバ缶。ブーム来てるよね』そんな日常的な話題に触れてくれているのが豆知識として、とても勉強になりました。

また著者は全国を駆け巡る現場感覚、そして俯瞰的、冷静なマーケティング感覚を持ち合わせた人物だろう事が【テキストから推測される】のですが。そんな著者による日本の『魚文化』を【ワインのように『世界の教養』へ】これからの活躍が楽しみになりました。

現在の魚ビジネスについて、または教養について。広く学びたい方の最初の一冊に。また豆知識的な話題を探す方にもオススメ。

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